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NVIDIA決算語る。S&P500・ナスダック100の見通しとは

NVIDIA決算語る。S&P500・ナスダック100の見通しとは

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

AI半導体大手NVIDIA(エヌビディア)が決算を発表した。米国企業の決算が出揃う中、S&P500指数、NASDAQ100指数の今後の見通しとは

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サマリー

  • NVDIA(エヌビディア)の決算は?
  • 米国企業決算のまとめ
  • S&P500指数、NASDAQ100指数の見通し

 

AI半導体王者NVIDIAの決算

米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)が第2四半期の決算を発表した。米国金利上昇を受け、ハイテク株中心に下落基調が鮮明になる中、ハイテク株の上昇トレンド再開の鍵を握る可能性のある決算であった。売上高・一株当たり利益ともに市場予想を上回る結果となり、NVIDIAの株価は時間外で大きく上昇している。

 

中国の景気減速、主要中央銀行の利上げ等を受け、半導体設備投資にブレーキがかかる中でも、人口知能(AI)活用のために重要なデータセンター向け事業の売上高が141%増の103億2000万ドルとなり、事前の市場予想の76億9000万ドルを大きく上回った。AI向け半導体の需要増加を受け、第3四半期の売上高見通しも約160億ドル±2%と市場予想の126億1000万ドルを大きく上回った。

 

AI向け半導体需要が底堅く推移していることを示唆する結果となり、下落基調が続くハイテク株の上昇トレンド転換の足掛かりになりうる好決算であった。

 

米国企業の第2四半期決算発表が出揃った。S&P500指数構成企業の97%、ナスダック100指数構成企業の86%が決算発表を終えた。

A graph of different colored bars  Description automatically generated with medium confidence

資料:Trading economics

image2.png

資料:DailyFX.com企業決算カレンダー

 

米国企業決算出揃う

S&P構成企業の多くが、一株当たり利益を中心に事前の市場予想を上回る好決算であった。S&P500指数構成企業の既に決算を発表した企業の内、今期は、約58%は売上高が、約80%が一株当たり利益の事前予想を上回った。

 

前期の決算同様、S%P500指数全体ベースで、売上高と利益の金額は事前の市場予想から大幅に上ぶれている。

image3.png

資料:BloombergよりDailyFXが作成。事前予想はBloombergの集計値

 

NASDAQ100総合指数構成企業も、S&P500構成企業同様、好決算を発表した。ナスダック100構成企業の既に決算を発表した企業の内、今期は、約69%は売上高が、約80%が一株当たり利益の事前予想を上回った。前期の決算同様、ナスダック100全体ベースで、売上高と利益は市場予想から大幅に上振れ、好決算が続いた。

 

FRB(米連邦準備制度理事会、中央銀行に相当)による利上げ逆風下でも、S&P500、ナスダック100構成企業ともに好業績が続いていることは、米国株のサポート要因になろう。

image4.png

資料:BloombergよりDailyFXが作成。事前予想はBloombergの集計値

 

S&P500指数の見通し

S&P500指数は、中国不動産セクターの懸念に加え、FRBの金融政策不透明感、米国債の需給悪化等を背景とした米国債利回りの上昇を受け、一時7月10日安値4,390レベルを下方ブレイクした。その後反発し、20日指数移動平均線上抜けをトライしている。

 

テクニカル面では、下落トレンドから転換しつつあり、米国企業の好決算が続いたものの、パウエルFRB議長の講演があるジャクソンホール会議に加え、中国不動産セクターを巡る不確実性が高まる中、S&P500指数は上昇・下落両方のシナリオを想定したい。

 

ジャクソンホール会議で、パウエルFRB議長が追加利上げを強く示唆した場合、米国金利上昇に伴い、S&P500指数が下落することを見込む。その場合、3月中旬から7月末までのS&P500指数の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント38.2%水準4,302レベルでサポートされるかに注目。

 

一方、FRBの利上げ終了の可能性が高まった場合、S&P500指数がレジスタンス転換している20日指数移動平均線(現在4,449レベル)を上方ブレイクするかに注目。ブレイクした場合、S&P500指数の下落トレンド終了の可能性が高まる。

S&P500 強気
データ提供:
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変動 ロング ショート 建玉
日次 -11% -1% -5%
週次 -7% 3% -1%
プライスアクションとの関連性
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S&P500日足チャート

A graph on a screen  Description automatically generated

資料:Trading View

 

ナスダック100指数の見通し

ナスダック100指数は、6月26日安値14,687レベルを一時下方ブレイクした。しかしながら、その後反発し、レジスタンス転換していた20日指数移動平均線を上抜け、ナスダック100指数の上昇圧力が強まっていることを示唆している。また、RSIも50を超え、ナスダック100は強気モメンタムに転換している。

 

テクニカル面では強気シグナルが点灯しており、FRBによる年内追加利上げの不確実性は残るものの、ハイテク株の重荷となってきたFRBの利上げ終了が視野に入る中、7月19日から8月18日のナスダック100の下落の半値戻し:15,245レベルへの上昇を見込む。ハイテク企業の動向の鍵を握るNVIDIAの好決算もナスダック100をサポートしよう。15,245レベルを上方ブレイクすると、ナスダック100の上昇圧力が一段と強まり、フィボナッチリトレースメント61.8%水準15,407レベルへの上昇が視野に入る。

 

ジャクソンホール会議で、パウエルFRB議長が年内追加利上げを強く示唆し、米金利が上昇した場合、ナスダック100指数が14,687レベルでサポートされるかに注目。サポートされた場合、ナスダック100の上昇地合いが強まっていることを投資家に印象付けよう。

ナスダック100指数日足チャート

A screen shot of a graph  Description automatically generated

資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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