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金価格見通し:金価格は下落、早期の利上げ終了観測が後退。今後の値動きは?

金価格見通し:金価格は下落、早期の利上げ終了観測が後退。今後の値動きは?

このページの内容

金、ドル、米国債利回り、FRB当局者の発言 – APAC市場寄り付き

  • 9日のニューヨーク金相場は、日中のドルと米短期国債利回りの上昇を受け、下落
  • FRB当局者のタカ派発言と米失業保険申請件数の発表を受け、早期の利上げ終了観測が後退
  • APAC市場のリスク回避の動きは、金/ドルをさらに下押す可能性がある
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APAC市場まとめ - 金価格は米短期国債利回りの上昇に伴い下落

9日のニューヨーク金先物相場は前日比0.77%下落し、下落率はここ1週間で最大となった。米国市場の取引時間中、ドルと米短期債利回りが上昇したことを嫌気した売りに押され、金相場は下落した。貴金属は利子のつかない資産なため、金利が上昇すると売られる傾向にある。

金相場は、いくつかの注目すべき経済イベントの後、下げに転じた。1つ目は、リッチモンド地区連銀のトーマス・バーキン総裁によるオンラインインタビューでの発言だ。バーキン総裁は、インフレ鎮静のためには金融引き締めの継続が重要であると述べた。9日はまた、米労働省が2月4日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表した。19万6,000人という結果は、予想(19万人)を上回ったものの、依然として歴史的な低水準にとどまっており、米労働市場のひっ迫が引き続き示された。

バーキン総裁の発言も新規失業保険申請件数の発表も、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が今年後半に利下げに転換するという市場の期待に引き続き、冷や水を浴びせた。先週発表の1月米非農業部門雇用者数(NFP)は、ここ数十年で最も強力な引き締めに耐え得るかもしれないほど、ひっ迫した労働市場であることを浮き彫りにした。それ以来、市場は利上げを織り込んでいる。

きょう10日のAPAC(アジア太平洋地域)市場では、目立った経済指標の発表がないため、引き続き、通例のリスク選好度合いが相場の方向性を決める可能性がある。米国債利回りとドルの上昇が続けば、米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)の発表を今夜(日本時間11日午前0時)に控え、金価格に引き続き下落圧力がかかる可能性がある。予想を上回る結果が出た場合、この傾向はさらに強まるだろう。

金相場のテクニカル分析

日足チャートでニューヨーク金相場は9日、今週初めに付けた安値をわずかに下回り、1月6日以来の安値水準で取引を終えた。それでも、価格は50日単純移動平均線(SMA)を上回る水準を維持している。50日SMAがサポートとなり、下値が維持されるかもしれない。ここで下値が維持されれば、今月初旬に示現した陰の包み足(抱き線)が示唆するチャートパターンが展開される可能性は低下する。一方、さらに下降が続けば、弱気な見方が強まるだろう。

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金/ドル 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。