NYダウ、米ゴールドマン、日経平均、日銀 - APAC市場寄り付き
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APAC市場まとめ – 米ゴールドマンの決算振るわず、市場心理は悪化
17日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比1.14%下落し、1日の下落率としては過去1カ月で最大となった。他の2つの主要な米国株価指数については、大きな変動はなかった。S&P 500種株価指数は前日比0.2%安、ハイテク株比率の高いナスダック100指数は同0.14%高でそれぞれ取引を終えた。このような指数の動きから、17日は大型優良株で下げた銘柄が多かったことがうかがえる。
よく見ると、金融セクターが市場を大きくアンダーパフォームし、ダウ平均を押し下げている。これは、グローバルな投資銀行業務を扱う米金融大手ゴールドマン・サックスが予想を下回る決算を発表したことに起因する。2022年10-12月期の純利益は前の期比48%減、純営業利益は前年同期比16%減だった。景気が減速する中、同社は先週、3,200人の人員削減に踏み切った。
17日の米国株式市場では取引時間中に発表された経済指標が少なく、他のセクターへの影響は比較的少なかった。とはいえ、今回の決算シーズンは引き続き厳しいものとなり、関連セクターへ波及する可能性は否めない。
18日のAPAC(アジア太平洋地域)市場に目を向けると、市場心理がやや悪化しているため、各国の指数には下落リスクがある。市場では、きょう午前11時45分-午後3時15分(日本時間)に発表予定の日銀の金融政策に注目が集まっており、日経平均株価の下げには特に注意が必要だ。昨年12月に日銀が大規模な緩和政策を修正し、市場を驚かせて以来、金融緩和策のさらなる修正観測が高まっている。このような状況は、先月から下落している日経平均株価にとっては下押し要因となる可能性が高い。
日銀の金融政策発表は何時?
Eミニダウ先物のテクニカル分析
Eミニダウ先物は、上昇型トライアングル(アセンディングトライアングル)パターン内で取引されているように見える。アセンディングトライアングルは通常、トレンドの継続を示すチャートパターンで、今回の場合は34,647を上方ブレイクし、2022年2月の高値に向けての上昇が示唆されている。しかし、価格はトライアングルの天井(上方トレンドライン)と上昇している下方トレンドラインの内側でもみ合いが続く可能性もある。下方にブレイクすると、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準32,709が意識されるだろう。
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Eミニダウ先物 日足チャート
資料:TradingView
--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著
ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。