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株式のボラティリティとは?ボラティリティを活用したトレード方法

株式のボラティリティとは?ボラティリティを活用したトレード方法

DailyFX, Research

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株式マーケットのボラティリティは、トレーダーにとって必要不可欠な概念です。大きな値動きを起こす可能性の高い銘柄を選別して、その銘柄を最適な方法でトレードすることができれば、素晴らしいチャンスをつかむことができるでしょう。本記事では、ボラティリティの高い銘柄について深く掘り下げることで対象銘柄の特定方法を考察し、それらをトレードするための最適なヒントを提供します。

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株式のボラティリティとは?

株式マーケットのボラティリティとは、時間の経過における株式の値動きの幅を指しています。高いボラティリティをともなうトレードでは大きな利益を得られる可能性がありますが、大きな損失を被るリスクもあるのです。株式のボラティリティは以下のような指標で把握することができます。

(1)標準偏差

標準偏差とは、一定期間における株価の平均値との差を指しています。 ボリンジャーバンド は、チャーチスト(チャート分析をおこなう人)が標準偏差を分析するために使用します。

(2)ベータ

株式のベータ値は、マーケット全体に対する株式のボラティリティを示す指標です。マーケットのベータ値は1.0で、変動性の高い銘柄はこの値よりも大きく(例えば2.0)、リスクの低い銘柄は0に近い値となります。

下のチャートは、2019年4月時点のTradingViewで最もボラティリティが高いとされるATAの株式(ATAI)の株価を示しており、標準偏差とベータ値の両方のボラティリティの指標がチャートに表示されています。

Chart showing volatility in ATAI stock using standard deviation and beta

ボラティリティが最も高い株式銘柄とは?

ボラティリティと株式の関係において、常に他よりもボラティリティが高い株というものは存在しません。定義するのであれば、「現在、変動が激しい」銘柄と今は安定しているが将来的にはボラティリティが高まる可能性がある、つまり「今後高い変動が予想される」銘柄に分類できるでしょう。

上記の例に見られるように、株式にはボラティリティの高い期間があります。例えば、ベータ値がゼロに近い値を示した後、ベータ値が2.0まで上昇し、その数か月後にはゼロに近い値まで低下するといったことがあるのです。

ボラティリティの高い株式銘柄を選定する

ボラティリティの高い銘柄を選定する手法としては、株式スクリーナーを活用することやデリバティブ市場を調査すること、および第三者のウェブサイトを利用することなどが挙げられます。

株式スクリーナーとフィルター

株式スクリーナーやフィルターは、一定の条件に合う銘柄リストを表示する自動プログラムです。

例えば、前の取引時間で最も利幅の大きい銘柄と損失を出した銘柄の双方において株式スクリーナーを使ってモニタリングすることで、対象銘柄が一日で十分な出来高があることを確認できます。また、その後のボラティリティを把握することにも役立つでしょう。ボラティリティの高い銘柄を見つけるための基準としては、「一日の平均値幅(50)が4%を超える銘柄を表示する」などがあります。

デリバティブ市場の調査

デリバティブ市場のパラメーターで利用できるものには、マーケットのセンチメントを測るツールであるプット・コール・レシオ、一定時点における取引所でのオプション枚数残高を示すオープン・インタレスト、値動きの可能性を示す市場予測のインプライド・ボラティリティなどがあります。これらの指標は取引所の公式サイトで確認することをおすすめします。

第三者のウェブサイト

例えば、「TradingView」は最も変動の激しい銘柄を価格変動率別にまとめています。

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ボラティリティを利用して株式トレードをする方法

株式マーケットでボラティリティを上手に利用してトレードを成功させるには、効果的なヘッジや株式の売却時期の把握、適切なリスク管理、さらには人気銘柄の値下がり時に買い場を見極めることなどが必要です。

ヘッジ

ボラティリティの急伸に対するヘッジは、損失を相殺するために重要です。これには、特定の期日またはそれ以前に合意した価格で資産を売却することができるプット・オプションの購入や、連動する指数やベンチマークが下がった時に大きな利益が得られるインバース型上場投資信託のトレードが有効です。また、ボラティリティから身を守るために集約された銘柄のインデックス投資を検討することもよいでしょう(以下参照)。

株式の売却とリスク管理

過度なボラティリティがマインドセットに影響を与える場合は、一部の保有銘柄を売却して、より動きの少ない銘柄に資金を投じる方が賢明かもしれません。これにより、覚悟した以上の損失リスクを負うことなく次の日のトレードに臨むことができます。

激しい値動きに対応する際には適切なリスク管理が欠かせません。変動の激しい銘柄は大きな損失を被る可能性があるためです。特にデイトレードにおいては、その日のマインドセットが不調な時はトレードをするべきではありません。

買い場を見極める

ボラティリティの高まりが優良銘柄の株価に大きな影響を与えている場面で買いの好機が訪れることがあります。例えば、2019年初めにナスダックやS&P 500 指数の構成銘柄であるアップルが業績予想を下方修正したことにより、その後数日間で株価が10~15%値下がりしました。しかし、そのわずか3か月後には株価は完全な回復を遂げ、再び評価額1兆ドルに接近しました。慎重なトレード管理手法を活用することに加えて、マーケットが反転した時にロングを狙う機会を特定することも一つの方法です。

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デイトレード向きの変動が激しい株式銘柄

ボラティリティの高い通貨ペアと同様に、ボラティリティの高い銘柄も一日の中で非常に大きな動きを見せることがあります。これはデイトレーダーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。当然ながら、1日に0.5%しか動かない銘柄がある一方で5%動くような銘柄もありますので常に警戒が必要になってきます。

デイトレードに適したボラティリティの高い銘柄を見つける時は、株式スクリーナーで検索した候補銘柄の日中の動きをモニタリングしてみましょう。ある銘柄の始値が10%安からスタートし、そのまま静止せずに動き始めた銘柄はデイトレードされているので検討の価値があるかもしれません。

値動きのスピードが速いため、デイトレードを実行するには体力が必要になってきますが、反射神経が良ければ勝利を収めることができるでしょう。

スイングトレードにおけるボラティリティの高い株式銘柄

スイングトレーダーは、1日以上ポジションを保有するため、ボラティリティの影響はデイトレードよりも小さくなります。スイングトレードに適した銘柄としては、アップル、フェイスブック、マイクロソフトなど常に大量の株式がトレードされる大型株が挙げられます。

ボラティリティを利用したトレードのヒント

DailyFX Junior Analyst Peter Hanks

株式マーケットのボラティリティを活用したトレードを検討している方に向けて、当社アナリストのピーター・ハンクスが下記のポイントを挙げています。

  1. 値動きは通常、トレードされている対象銘柄が組み入れられた主要株価指数のパフォーマンスと強い相関性があることに注意しましょう。
  2. 個別銘柄はマクロ経済的なテーマに加えて、規制、負債、経営実績などのミクロ経済的な事象にも影響を受けることがあります。予期せぬリスクを回避するためには、FTSE100DAX、CAC 40などの 主要株価指数を通じて個別銘柄が集約された商品への投資を検討することができるでしょう。インデックスをトレードすることによって小さなリスクを取り除き、株式という資産クラス全体へのエクスポージャーを確保することができます。
  3. インデックスのトレードは、極端なボラティリティや危機が発生した際の流動性リスクに対しては脆弱なため注意が必要です。流動性不足に向けた対処として、多くの参加者と資金が集まるFXという選択肢も検討できるでしょう。

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以下の記事を参考に、株式に関する専門知識を深めていきましょう。

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