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目先の焦点は米PCEデフレーター / ドル円とユーロ円のチャートポイント

目先の焦点は米PCEデフレーター / ドル円とユーロ円のチャートポイント

石川順一, IG証券マーケットアナリスト

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このページの内容

リスクセンチメントは改善傾向に 目先の焦点は米PCEデフレーター

【サマリー】

  • 好調な米小売企業の決算でリスクセンチメントは改善傾向にある
  • 27日の注目材料は4月の米PCEデフレーター
  • 米PCEデフレーター後の米金利の反応に注目
  • ドル円 目先の焦点は126.30レベルと127.60レベルの攻防
  • ユーロ円はトライアングルの上限と136.70レベルを突破するムードにある

・米小売企業の決算とPCEデフレーター

26日の米国株式では主要指数が大幅高で引けた。S&P500指数(SPX)は、2月24日の安値レベル(4,114レベル)を再度トライするムードとなっている。一方、ダウ平均(DJI)は5日続伸となり、2月24日の安値レベル(32,272レベル)を完全に上方ブレイクした。ボラティリティ指数も低下トレンドにある。

昨日のリスクセンチメント改善の要因となったのがメイシーズ(M)、ダラーツリー(DLTR)そしてダラー・ゼネラル(DG)といった小売企業の好決算だった。これら企業の好調な決算は、ウォルマート(WMT)とターゲット(TGT)のさえない決算で高まった個人消費の縮小懸念を後退させた。

このタイミングで今日は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している4月のPCEデフレーターが発表される。インフレのピークアウトを示唆する内容となれば、インフレリスクの後退観測と米金融引き締めペースが減速するとの期待が米国の株式市場を支えることが予想される。

・焦点は米金利の反応

焦点は、PCEデフレーターの結果にたいする米金利の反応である。上で述べたとおり、PCEデフレーターがインフレのピークアウトを意識させる内容となれば、米株高の展開が予想される。この動きに米金利が上昇で反応すれば、外為市場では米ドルの買い戻し圧力が高まろう。米金利の動きにトレンドが左右されているドル円(USDJPY)は、127円台の攻防を予想する。一方、米国株が続伸しても昨日のように金利の上昇が抑制される場合は、ドル円の反落リスクを警戒したい。

PCEデフレーターが米株安の要因となれば、米金利もこの動きに追随し低下することが予想される。このケースでは、ドル円の下落幅が拡大する展開を想定しておきたい。

PCEデフレーターの推移

Refinitiv Eikon 前年同月比 / 2021年以降

トレードの基礎知識

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推薦者: 石川順一

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ドル円とユーロ円のチャートポイント

・ドル円のチャートポイント

ドル円(USDJPY)は、今日も米金利にらみの展開が続くだろう。PCEデフレーター後に米金利が上昇で反応する場合は、ドル円の上値トライを想定したい。このケースでの焦点は、昨日の上昇を抑制した127.60レベルの突破が焦点となろう。27日の米国市場が典型的なリスク選好相場(株高と金利の上昇が同時に発生)の展開となれば、ドル円は127.60を突破することが予想される。このケースでは、短期レジスタンスライン(今日現在127.77レベル)の突破と128.00のトライが次の焦点として浮上しよう。

一方、ドル円が下落する場合の焦点は、このレポートで指摘してきた126.30レベルのトライ&ブレイクである。この水準は半値戻し(121.26-131.34)にあたる。50日移動平均線(SMA)の下方ブレイクは、126.30レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。

ドル円が126.30レベルをあっけなく下方ブレイクする場合は、来週以降、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準125.11レベルもしくは125.00レベルをトライする展開を想定しておきたい。

ドル円のチャート

Refinitiv Eikon 日足(今年3月以降)

米ドル/円 強気
データ提供:
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変動 ロング ショート 建玉
日次 -14% 1% -3%
週次 -12% -7% -9%
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・ユーロ円のチャートポイント

ドル円(USDJPY)と同じくユーロ円(EURJPY)も堅調地合いを維持している。ユーロ円のサポート要因は、ユーロドル(EURUSD)の上昇と株高(リスク選好相場)である。目先、ユーロ円の焦点は、トライアングルの上限およびレジスタンスポイント136.70レベルの突破である。

今日の米国市場でも株高と金利の低下基調(上昇の抑制)が続く場合、ユーロドルはレジスタンスポイント1.0760を突破することが予想される。このケースでのユーロ円は、2つのレジスタンスポイント(トライアングルの上限と136.70レベル)を突破することが予想される。実際にユーロ円がレジスタンスポイントを突破する場合、次の焦点は136.70レベルがレジスタンスからサポートのポイントへ転換するかどうか?この点にある。ユーロ円が136.70前後でサポートされる場合は、来週以降、新たな水準での攻防を想定しておきたい。

一方、リスク回避相場では、ユーロ円の下落を想定しておきたい。このケースでは、サポートラインとして意識されている50日移動平均線(EMA)のトライと維持が焦点となろう。50日線を下方ブレイクする場合は、トライアングルの下限(短期サポートライン)のトライを想定しておきたい。このラインは今日現在、134.93レベルで推移している。

ユーロ円のチャート

Refinitiv Eikon 日足(今年2月以降)

ユーロ/円 弱気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 7% 3% 4%
週次 5% 2% 3%
クライアントセンチメント:ユーロ円
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