メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
ドル/円の見通し:FRBのメッセージに特に左右されやすい

ドル/円の見通し:FRBのメッセージに特に左右されやすい

ドル/円、ドル、FRB金利予想 - トーキングポイント

  • 市場の視点ドル/円は137.50を下回ると弱気に
  • 日銀が極端な景気刺激策に固執する一方で、FRBは世界の金融政策をリードしていく立場にあることを考慮すると、ドル/円の相場原動力となっている金融政策は、ドルによってしっかりと保持されている
  • FOMC会合前のブラックアウト期間入りが近いため、FRBが金融政策に対する市場の期待を調整するために重要な戦略が必要
ドル/円のトレード方法
ドル/円のトレード方法
推薦者: John Kicklighter
ドル/円のトレード方法
ガイドを入手

テクニカルな観点から見ると、ドル/円は挑発的であるように見える。9月と10月に日本政府・日銀が急激な円安に対応するため積極的な介入を実施したが、あまり効果はなく、価格は150まで上昇した。その後、長い上ヒゲが示現して急反発するなど、ボラティリティは著しく増大した。このボラティリティは11月に入っても続き、特に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表時には150を割り込み、ようやく円高に歯止めがかかった。

これは意味のある反転への重要な一歩だったが、この時点からの進展は、まったくないとは言えないまでも、明らかに勢いに欠けている。その理由は、テクニカルというよりもファンダメンタルズにあると思われる。筆者は過去6カ月の中間点付近と4月を始点とするトレンドラインのサポートに注目しているが、上昇し続けている米国金利に対し、日本は低金利が続いているため、円を大きく上昇させることは、多くの市場参加者にとって難しいことである。恐らく、30日の取引でこのアンバランスさを思い知らされることになるだろう。

ドル/円 20日SMAと200日SMA (日足)

資料:Tradingview

ドル/円にはいくつかの重要なファンダメンタルズ要因があるが、為替レートの水準とファンダメンタルズ的な背景のバランスを考えると、そのほとんどは軽視されているように思う。伝統的な「リスクオン/リスクオフ」の関係から、ドルはこの2通貨の関係性においてキャリー通貨であるかもしれないが、円は安全な資金の逃避先としての役割はほとんど担っていない。筆者は、円は安全な資金の逃避先というよりは、リスクオフ時に日本のキャリー取引のレパトリ(海外にある資金を自国内に戻す)に役立っていると考えている。最近のドル/円はダウ工業株30種平均や日経平均株価と相関関係があり、ドルがより安全な通貨として扱われていることがうかがえる。

経済見通しの観点からは、すべてのリスクを考慮すると、多かれ少なかれ、どちらも力強い成長を生み出すために特に有利な位置にあるようには見えない。残るは金融政策である。この点に関して、この2通貨は正反対の位置にある。米連邦準備制度理事会(FRB)は主要な金融機関の中で、ほぼ間違いなく最もタカ派的な中央銀行の一行であり、日銀(BOJ)は「イールドカーブ・コントロール」政策に取り組んでいることから最もハト派寄りと言えるだろう。日銀は極端なハト派という位置づけが定着しているが、一方でFRBについては、市場は、今後どれだけ積極的な利上げを実施するかを見極めようとしており、推測の余地がある。

米ドル/円 強気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -1% 2% 2%
週次 5% 7% 7%
プライスアクションとの関連性
ガイドを入手

市場の注目が主にドルに集まり、ファンダメンタルズ的要素はあまり影響しないのであれば、きょう30日、さらにそれ以降の今週の為替取引は注意深く見守るべきだろう。30日米国時間には、ジェローム・パウエルFRB議長の講演が控えている。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控え、FRB関係者が金融政策に関して踏み込んだ発言をすることを禁じるブラックアウト期間入りが近づいている。この議長講演の後は、12月14日の金融政策決定後の記者会見後まで議長講演は予定されていない。このため、FRBは、FRBの意図よりも市場が著しくハト派的、あるいはタカ派的にならないように市場の期待を誘導する戦略が求められている。うまく誘導できなければ、金融システムを破壊しかねないボラティリティが発生する。

パウエル議長が、今後の利上げペースはこれまでの予想よりも速くなるという警告を固守するなら、ドルは円に対して再び上昇し、より大きな強気トレンドが再来する可能性が高くなる。現在、IG証券を通じて取引している個人のFXトレーダーは、1月以来、ドル/円に強気な姿勢に傾いている。

IG証券のドル/円トレーダーのポジション(日足)

資料:DailyFX.com

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。