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ドル/円は重要な水準を上回って推移、投資家は日銀の介入待ち:アジア太平洋地域の市場見通し

ドル/円は重要な水準を上回って推移、投資家は日銀の介入待ち:アジア太平洋地域の市場見通し

このページの内容

円、ドル/円、日銀、センチメント、テクニカル分析見通し - トーキングポイント

  • アジア太平洋地域の株式は、米国債利回りの上昇により下落圧力が強まっている
  • 大量のオプション取引が決済日を迎える中、日本のインフレ指標発表に注目
  • ドル/円は150を超え、市場では日銀による為替介入への警戒感が高まっている
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アジア太平洋地域の市場見通し:2022年10月21日

21日のアジア太平洋地域の株式は、米国債利回りの上昇を受けて世界的にセンチメントが弱気に傾いていることが重しとなり、まちまちの寄り付きとなりそうである。20日の米国株式相場の動きはさえず、アジア太平洋地域の株価の下支えにはならないだろう。代表的な米国株式指数であるS&P 500種株価指数は20日、前日比0.8%下落した。米国債市場では、イールドカーブ全体で利回りが上昇したが、より年限が長い国債の利回り上昇が大きく、10年物金利から2年物金利を差し引いたスプレッドはマイナス38ベーシスポイントと、逆イールド(長短金利差の逆転)が緩和された。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)やフェデラルファンド(FF)金利先物を見てみると、市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な政策が現在、ピークを迎えていると見ているようだが、複数の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーからはタカ派的な発言があり、手控えムードを誘ったようだ。

20日のニューヨーク外国為替市場で英ポンドは、リズ・トラス英首相辞任の報道が伝わった後上昇したが、徐々に売りに押され、取引終了直後は前日比ほぼ横ばいとなった。トラス英首相の後任は、早ければ来週月曜にも選出される可能性があり、最近失脚した元首相のボリス・ジョンソン氏やリシ・スナク氏などが有力視されている。トラス氏の辞任により、英国債市場の混乱は収束しそうだ。

今朝発表された韓国の9月生産者物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇と、8月(同0.4%減少)から改善し、工場渡し価格が上昇していることを示した。ニュージーランドの9月貿易収支も21日朝に発表予定だ。ニュージーランドではニュージーランドドル安が輸入コストを押し上げており、短期的には貿易赤字が続くかもしれない。8月には24億ニュージーランドドルの赤字を計上している。貿易赤字が拡大すれば、ニュージーランドドルにとって重しになりそうだ。

日本の9月コアCPI(消費者物価指数)は前年同月比3.0%上昇と、伸び率は8月から0.2ポイント上昇すると見られている。ニュージーランドと同様に、円安はインフレ圧力を強めており、日銀の金融政策の舵取りを難しくしている。円のドルに対する続落は12営業日目に突入しており、ドルにとっては素晴らしい偉業と言える。ドル/円は150を超えており、日本の政策当局者による円安けん制発言が増えることが予想される。

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円相場 テクニカル分析見通し

ドル/円相場は現在、150を超えているが、かろうじて上回る水準である。日銀がこの水準で介入に動く可能性はあるが、テクニカル分析の観点からは、短期的な反落が近いように見える。その場合、8月からずっと価格を支えてきた右肩上がりの9日指数平滑移動平均(EMA)まで価格は短期的に下落する可能性がある。RSI(相対力指数)は2022年初頭以来の高水準に達しており、過去12日間に激しい円売りがあったことを反映している。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com アナリスト トーマス・ウェストウォーター著

ウェストウォーター氏に連絡するには、Twitter で @FxWestwater までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。