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ドル見通し:上昇、米中堅銀への支援策好感。FRBはバランスシート拡大

ドル見通し:上昇、米中堅銀への支援策好感。FRBはバランスシート拡大

このページの内容

※2023年3月17日11時40分更新

ドル、米ファースト・リパブリック銀、FRBのバランスシート - APAC市場寄り付き

  • ファースト・リパブリック銀への支援が決まり、ドル買いを誘発
  • FRBのバランスシートは拡大したが、量的緩和が起因ではない
  • ドル指数は上昇チャネルに注目。長期的な上昇トレンド復活か?
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推薦者: Daniel Dubrovsky
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APAC市場まとめ – 米ファースト・リパブリック銀、FRBのバランスシート

16日のニューヨーク外国為替市場でドルは主要な通貨に対し上昇した。先週の米シリコンバレー銀行の破綻を背景に広まった米金融システム不安が和らぎ、市場は落ち着きを取り戻している。複数の米大手銀行は16日、米中堅ファースト・リパブリック銀行に対して約300億ドルを預金すると発表した。

米短期国債利回りは上昇し、2年物の利回りは16日、7%近くの大幅上昇となった。この米国債利回りの動きは、米金融システム不安が解消され、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のために引き締め策を継続できる可能性が出てきたことを示唆している。16日のダウ工業株30種平均、S&P 500種株価指数、ナスダック総合株価指数はともに上昇した。

一方、FRBのバランスシートは過去1週間で3,000億ドル増加の約8兆7,000億ドルと、昨年11月以来の高水準となった。間違えてはいけないのは、これは量的緩和によるものはないということだ。下図を見ると、全体的な保有資産が増加する一方で、保有証券(主に米国債)と住宅ローン担保証券(MBS)は量的引き締め策の下、縮小し続けていることが分かる。

FRBのバランスシート

バランスシート拡大の要因は、連銀窓口貸出(ディスカウント・ウインドウ)の利用額増加で、利用額は15日までの1週間で1,529億ドルまで膨らんだ。これは、2020年のパンデミックはもとより、金融危機が最も深刻化した2008年秋以来最大の週間利用額である。連銀窓口貸出は、主に流動性のひずみを緩和するための安全弁や信用拡大を目的として機能する。現在の中期的な措置である利上げや量的引き締め策とは別の短期的な仕組みである。それがいかに一時的な措置であるかは、下図が示す通りだ。

連銀窓口貸出利用額

ドルのテクニカル分析

日足チャートを見ると、ドル指数は2月から始まった上昇チャネルの下限ラインから反発した。この値動きにより、緩やかな上昇トレンドが復活する可能性が開かれている。当面のレジスタンスは、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準106.152と200日単純移動平均線(SMA)と思われる。

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ドル指数 日足チャート

資料:TradingView

-- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。