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NYダウ、ナスダック100まちまち、米SVB破綻の影響で大幅利上げ観測後退

NYダウ、ナスダック100まちまち、米SVB破綻の影響で大幅利上げ観測後退

このページの内容

※2023年3月14日12時47分更新

NYダウ、ナスダック100、米SVB破綻、米金利見通しに変化 - APAC市場寄り付き

  • 13日のNYダウは下落したが、ナスダック100は上昇した
  • 米SVB破綻の影響で、大幅利上げ観測が後退
  • 市場の関心は、景気後退懸念には向いていないようだ
  • APAC市場は米CPIの発表を控え、ボラティリティ上昇のリスクがある
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APAC市場まとめ – 大幅利上げ観測が後退

先週の米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受け、世界の金融市場ではボラティリティが高まった状態で今週は取引が開始された。13日の米国株式市場で、ダウ工業株30平均は前週末比0.28%下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック100指数は同0.45%上昇した。FAANG(ファング)指数(米テック企業大手5社の株価)は1%超上昇した。

米国政府が銀行システムの安定化を図るために策を講じたものの、米国株の反応はまちまちだった。米当局の措置には、SVBとシグネチャー・バンクの預金者が預金を全額引き出すことが可能な預金保護プログラムも含まれている。また、米連邦準備制度理事会(FRB)は、新たに銀行タームファンディングプログラム(BTFP)という融資制度を導入し、金融機関を対象に米国債や住宅ローン担保証券を担保として、最長1年の融資をする。

こうした措置にもかかわらず、13日、地方銀行株は大きく売られた。ウェスタン・アライアンス(47%安)とファースト・リパブリック(62%安)の値動きは、特に際立った。その一方で、トレーダーは米国債を大量に買い占めた。市場が米金利予想を急ピッチで見直したため、米2年債利回りは急低下した。

市場の反応は一見したところ、FRBの金利動向に重点を置いているように見える。資産は安全な逃避先に移り、ドルは8日以降、軟調な推移が続いている。一方、金価格は大幅上昇した。これは、2008年の景気後退に至るまでの数カ月間にこれらの金融資産が見せた動きとは正反対の反応である。ビットコインは13日に急上昇した。

このような状況下、トレーダーは注意深く行動する必要がある。歴史的に見ると、逆イールド(今回の場合、米10年債と2年債のスプレッド)は、景気下降の予兆と言われている。このスプレッドは13日に54%も上昇した(ただし、まだ逆イールド状態のまま)。思い出してほしいのは、2年物金利は2006年6月にピークに達し、その1年後に加速度的に低下した経緯がある。景気後退は2008年第3四半期に起きた。

14日のAPAC(アジア太平洋地域)の株式市場では、ボラティリティが主要な株価指数のリスクとして残る。市場は引き続き、FRBの金利動向に注目し、その結果、特定のセクターの株価が上昇する可能性がある。とはいえ、24時間以内に2月の米インフレ指標が発表されることを念頭に置いておく必要がある。またもや高い水準のインフレ指標が明らかになれば、市場の不確実性がさらに高まるかもしれない。

NYダウのテクニカル分析

ダウ平均は、昨年12月末以降続いている下降チャネルのパターン内で取引されているように見える。価格はここ最近、重要なサポートゾーンである31,738-32,017を試した。ここから上昇すれば、50日単純移動平均線(SMA)が視野に入る。一方、50日SMAを下方ブレイクすると、短期的な下降トレンドが継続される可能性が開かれる。

日足チャート

資料:TradingView

ナスダック100のテクニカル分析

ナスダック100指数は、下降チャネル内で取引されているように見える。価格はチャネルの下限ラインを試したが、それを上回る水準で引けた。指数はまた、50日SMAも割り込まず、重要なサポートを確立した。今月初めからこのSMAを上回る水準にとどまっている。上昇に転じた場合は、チャネルの上限ラインが視野に入る。一方、下げ幅を拡大した場合は、フィボナッチリ・トレースメント61.8%の水準11,717が意識されることになる。

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資料:TradingView

--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。