ボリンジャーバンドの反転パターンはすべての金融マーケットで頻繁に発生します。ボリンジャーバンド反転シグナルを戦略に取り入れると、満足できるリスク・リワード比率を提供し、経験豊富なトレーダーも初心者も同様に利益を得ることができます。
本稿では、ボリンジャーバンド反転戦略の基本について説明します。
- ボリンジャーバンド反転パターンとは?:FXを含むすべてのマーケットで出現する可能性がある
- ボリンジャーバンド反転パターンの識別方法
- FXにおけるボリンジャーバンド反転を使ったトレード手法



ボリンジャーバンド反転パターンとは?:FXを含むすべてのマーケットで出現する可能性がある
ボリンジャーバンド反転パターンはボリンジャーバンド使用中に発生します。このような反転シグナルはすべての金融マーケットで出現する可能性があり、強気と弱気の両方の反転に関連付けられます。
反転の見極めは単純であり、ダブルボトムとダブルトップ(それぞれ「W字型」および「M字型」とも呼ぶ)に密接に関係します。

ボリンジャーバンド反転パターンの識別方法
ボリンジャーバンド反転パターンの識別方法ステップ別ガイド:
- 通常は日足または時間足のチャートにボリンジャーバンド(20期間、2標準偏差)を加えます。
- プライスアクションかテクニカル指標を使用してそれまでの上昇トレンドまたは下降トレンドを見極めます。
- 先行するトレンドにより、ダブルトップまたはダブルボトムのどちらを探すか判断します。
- 各ボリンジャーバンドの最初のトップ/ボトムのブレイクを探します。
- ボリンジャーバンドをブレイクしない2つめのトップ/ボトムを待ちます。
- このポイントでエントリーするか、ダブルトップまたはダブルボトム手法によるネックラインを参照ポイントとする従来のエントリーポイントを使用します。
FXにおけるボリンジャーバンド反転を使ったトレード手法
次はFXペアのボリンジャーバンド反転の例です。上に示すステップはこのトレードテクニックのシンプルさを示しています。
NZD/USD日足チャート 弱気の反転
下のNZD/USDのチャートはボリンジャーバンドの反転を示しています。高値切り上げと安値切り上げのシンプルなプライスアクションを使用してトレンドは上昇トレンドであることを確認します。
ダブルトップ(「M字型」)の最初のピークはボリンジャーバンドの上限をブレイクしており(黄色の丸)、2つめのピークはボリンジャーバンドの上限に届かずに下落しています。これは強気派による上方向へのモメンタムが足りないことを示しています。

一部のトレーダーはこのポイントからショートポジションをエントリーしますが、ダブルトップではネックライン(点線)を使用する方法が一般的です。ネックラインのブレイクはショートエントリーをトリガーします。
これは純粋なブレイクでおこなうことも、ネックラインより下でローソク足が終値を付けた時におこなうこともできます。完全にトレーダーの裁量です。 ストップはこの例では直近の高値に設定しますが、リミット(テイクプロフィット、利確)水準はプライスアクションまたはフィボナッチ水準によって決めることができます。
ボリンジャーバンドに関するおすすめの記事
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- デイトレードに興味がある方はデイトレードにおけるボリンジャーバンドの使用方法を参照してください。
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