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欧州中銀の利上げとFRB高官発言受け、米ドル下落、ユーロは上昇。ユーロ/米ドルは上昇するか?

欧州中銀の利上げとFRB高官発言受け、米ドル下落、ユーロは上昇。ユーロ/米ドルは上昇するか?

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ユーロ、ユーロ/米ドル、米ドル、米ドル/円、欧州中銀、FRB、日銀、中国、人民元 - トーキングポイント

  • 欧州中銀の利上げ実施を消化し、ユーロは堅調な上昇ぶり
  • 中国の経済指標が軟化する一方、日本政府関係者は円安けん制発言を開始
  • 欧州中銀とFRBがタカ派的な姿勢を示す中、ユーロ/米ドルはどこへ向かうのか?

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8日のニューヨーク外国為替市場でユーロは上昇。欧州中央銀行(ECB)の利上げ実施とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が嫌気され、アジア取引時間帯を通して米ドルが下落したことを受け、ユーロ買いが優勢となった。

欧州中銀による75ベーシスポイント(bp)の利上げは大方の予想通りだった。前回のECB理事会後の記者会見でクリスティーヌ・ラガルド総裁は、75bpの大幅追加利上げの可能性を匂わせる発言をしていた。

一方、時を同じくしてパウエル議長は、FRBがインフレ抑制に「コミットしている」姿勢を改めて強調した。また議長の発言は、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で再び大幅な利上げが実施される可能性も示唆した。

最近、円が米ドルに対し145円台まで上昇したことで、日本の政府関係者によるけん制発言が始まっている。鈴木俊一財務相と黒田東彦日銀総裁が筆頭となり、「急速かつ一方的な動きに対する懸念」を表明している。

米ドルは全面安となり、米ドル/円は143円を割り込んだ。豪ドルは、昨日豪中銀から、今後の利上げペースの減速を示唆する発言があったにもかかわらず、大きく上昇した。

2年物とそれより長期の米国債の利回りは、アジア取引時間中に数ベーシスポイント低下している。

このような状況下、原油先物相場と金先物相場は堅調な足取りを見せている。WTI原油先物は1バレル=84米ドルに、ブレント原油先物は90米ドルにそれぞれ接近している。金先物は1,720米ドルを上回って推移している。

中国のインフレ指標では、8月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で予想(2.8%上昇)に届かない2.5%上昇に、生産者物価指数(PPI)は予想(3.2%上昇)を大幅に下回る2.3%上昇となり、物価上昇圧力が緩和していることが明らかとなった。中国人民銀行(PBOC、中央銀行)がまたもやオンショア人民元を高く設定したことを背景に、9日のアジア市場で米ドル/人民元は6.9400を割り込み、下落している。

アジア太平洋地域市場の株式は、米国株高の流れを引き継ぎ、全面高となっている。先物の動きは、欧州と北米の現物相場が買い先行で始まることを示唆している。

9日は、フランスの鉱工業生産に続き、カナダでは雇用統計が発表される。

経済指標カレンダー全体はこちらでご覧いただけます。

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推薦者: Daniel McCarthy
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ユーロ/米ドル テクニカル分析

9日のユーロ/米ドルは、いくつかのレジスタンスとなり得る水準まで上昇している。

以前の高値である1.0479と1.0490は、レジスタンスとなる可能性がある。ブレイクポイントの1.0497は、34日単純移動平均線(SMA)と重なっている。

下降局面では、以前の安値0.9864またはフィボナッチ・エクステンション161.8%の水準0.9695がサポートとなる可能性がある。

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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