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FXで失敗する原因とは?トレードの失敗例や回避する方法を解説

FXで失敗する原因とは?トレードの失敗例や回避する方法を解説

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

FXで失敗する例として、より利益を上げたいことから欲望が生じて、感情に任せたトレードをしてしまうことが挙げられます。欲望は、理想的なトレードを悪い状況に変えてしまうものであり、感情を左右させてしまいます。本記事では、FXで失敗しないための基本的な考え方や失敗例を解説し、失敗を回避するための方法をご紹介します。

FXで失敗する原因とは?

まず、FXで失敗する原因について解説します。

FXの知識や経験不足

FXの知識や経験不足は、トレーダーがFXで失敗する大きな原因となります。特に初心者の場合、市場の動向を読むための基本的な知識が不足しているため、不適切なトレードを行ってしまうこともあるでしょう。

例えば、為替レートの変動要因を理解していないと、重要な経済イベントの発生時にどのように対応すべきか判断できず、大きな損失を出してしまう可能性があります。また、経験不足はトレードのタイミングを誤る原因ともなり得ます。正しい知識を持っていても、それをうまく活用できなければ利益を上げることは難しくなるはずです。

そのため、FX取引を始める前には、基本的な知識を身に付けるだけでなく、デモ口座などを利用して実際の取引を想定したトレーニングを行うことが重要です。これにより、実際のFX市場で自信を持ってトレードすることができるようになります。

感情に左右されてしまう

FXトレードは、冷静さが求められます。しかし、一方でトレードは感情を大いに揺さぶるものでもあります。特に、自己資金が絡むと欲望が強くなり、冷静な判断が難しくなることがあります。欲望は、利益の最大化に対して必要以上に集中してしまうもので、精神状態を変えてしまいます。そのような意識が強いと、トレーダーが通常では考えられないトレードをしてしまうことがあるのです。また、トレードで勝っているときでさえも、意思決定にマイナスの影響を与える可能性があります。

例えば、一度の取引で大きな利益を手に入れた場合、その興奮から過度な自信に陥り、リスクを顧みないトレードを行ってしまうことがあります。逆に、予想外の損失が発生したときには、そのショックから冷静さを失い、不必要なリスクを取ってしまうこともあります。

このように感情に左右されるFXのトレードは、失敗につながる大きな要因です。そのため、自己の感情をコントロールし、冷静な分析に基づいた資金管理を行うことが求められます。

FXで失敗しないための基本的な考え方

FXで失敗しないためには、FXの基本的な考え方を理解することが大切です。

資金管理

FXで失敗しないためには、資金管理の重要性が非常に高いと言えます。資金管理は、特に初心者トレーダーが気を付けたいポイントの1つとして挙げられます。初めてFX取引を始める際、多くのトレーダーはどれだけ利益を上げられるかに焦点を当てがちですが、それよりもどれだけ損失を最小限に抑えるかのほうが重要です。

例えば、自身の投資資金が100万円あったとします。1回の取引で全資金を使い尽くすと、一度の大きな損失で資金が尽きてしまうリスクがあります。そこで、一度の取引に使える資金を5%に制限するなど、リスク管理を行います。

損切り

FXで失敗しないためには、自己の資金を守るために損切りの重要性を理解することが必要です。損切りとは、予想と反対に市場が動いたとき、一定の損失ラインを設定し、それを超えたら取引を終了することを指します。

市場は常に変動しており、すべての取引が利益をもたらすわけではありません。そのため、損失を最小限に抑えるためには、損切りラインを設定し、それを守ることが重要です。また、損切りの際には感情に左右されず、割り切って行動することも大切です。無理に持ち直そうとした結果、さらなる損失を招くこともあるためです。

リスクリワードレシオ

リスクリワードレシオとは、投資におけるリスクとリターンの関係を数値化したものです。リスクリワードレシオは「リワード(期待する利益)÷リスク(損失を覚悟する金額)」で算出します。例えば、1000円のリスク(損失)を取った場合に2000円のリワード(利益)が見込めるなら、そのリスクリワードレシオは2(2000÷1000)です。この数値が1以上であるならば、リスクに対するリワードが大きいと言えます。

しかし、FX取引では価格変動の予測が難しく、必ずしも利益が得られるわけではありません。そのため、適切なリスク管理とともに、リスクリワード比を考慮した投資判断が求められます。

FXの失敗例

FXトレードの失敗例を学ぶことで、自分自身が気を付けるための指針となります。

負けているトレードで「ナンピン(ポジションを倍に増やす)」する

下のチャートは、欲望がもたらした失敗の一例です。このチャートでは、緑の大きなローソク足が現れたことで市場がより高値に向かうと期待し、ユーロ/米ドル(EUR/USD)(ストップロスなし)のロングポジションを持ったトレーダーのシナリオを表しています。ポジションを建てた後、市場は予想に反して下落し、負けポジションの状態となります。目先の欲に駆られたトレーダーの場合、既存のポジションを保持するだけでなく、市場が好転する兆しを見せたときにナンピン買いをする(新たなロングポジションを建ててしまう)ことがあります(2番目の青い矢印)。

この場合、トレーダーの感情は比較的低い価格帯で追加購入できていることや、負けを勝ちに変えようと考えている確率が高いでしょう。さらに、このような欲はトレーダーの方針を鈍らせて、気付かないうちにトレンドの方向とは逆方向にトレードしてしまうリスクさえもあります。

グラフ  自動的に生成された説明

目先への欲望は多くの場合、FXに対する恐怖を生み出す原因にもなります。だからこそ、感情をコントロールする方法を学ぶことも重要です。

ポジポジ病

ポジポジ病とは、戦略もなく新たなポジションを取り続ける行動を指します。保有ポジションに対する不安から、新たなポジションを追加してバランスを取ろうとする行動パターンです。

例えば、相場が思い通りに動かないときに、焦燥感から新たなポジションを増やしてしまうことがあります。しかし、これはリスクを増やすだけで、結果的に大きな損失を招く可能性があります。反対に自分の判断が正しいと過信し、無計画にポジションを増やすのもポジポジ病の1つです。これもまたリスクを拡大させます。

高いレバレッジを利用する

FXにおいて、過度なレバレッジを利用することは、大きな失敗につながる確率が高くなります。レバレッジとは、小さな資金でも大きな取引が可能になる仕組みのことです。しかし、その倍率が高ければ高いほどリスクも大きくなります。

例えば、レバレッジ25倍で取引をすると、1万円の投資で25万円分の取引ができるようになります。取引が成功すれば大きな利益を得られますが、市場が予想外の方向に動けば、元の投資額を大きく超える損失を被る可能性があります。

適切なレバレッジ設定は、資金管理における基本です。冷静な判断でレバレッジをコントロールすることが大切でしょう。

損切りを設定していない

FXトレードで得られる利益は非常に魅力的ですが、それと同時に大きなリスクも伴います。一度に大きな損失が発生することがあるため、損切りを設定することが重要です。

損切りとは、一定の損失が出た時点で取引を強制終了することです。これにより、さらなる損失を防げます。しかし、損切りを設定せずに取引を続けると、状況が悪化する一方で資金が底をつく場合があります。

多くの通貨ペアを取引する

FXでは、さまざまな通貨ペアを取引できます。多くの通貨ペアを取引することでリスクを分散できるように感じるかもしれません。しかし、FX取引の失敗につながることもあります。

それぞれの通貨ペアは、独自の特性や動きを持っています。例えば、米ドル/円USD/JPY)は米国の経済指標に影響を受けます。また、ユーロ/米ドル(EUR/USD)はユーロ圏の政治的な事象に影響を受けやすいなど、異なる要素が価格変動に影響を及ぼします。

これらをすべて把握しながら取引を行うのは、非常に困難でしょう。さらに、多くの通貨ペアを同時に管理することは、トレードの複雑さを増し、混乱を招くことがあります。最終的には、大きな失敗につながる可能性もあります。

FXの失敗を回避する方法

FXの失敗を回避する方法を事前に学ぶことで、自信を持ってリスクを適切に管理できるようになります。

低いレバレッジから始める

FX取引は、レバレッジがその成果に大きな影響を与えます。しかし、レバレッジは利益を増加させる一方で、大きな損害をもたらすことが考えられます。初心者の場合、レバレッジは低めに設定することがおすすめです。なぜなら、レバレッジが高いほどリスクも高まるため、一度に大きな金額を失う可能性があるからです。FXでは制御可能なリスクとして、自己資金に対するレバレッジの設定が重要となり、失敗を避ける第一歩となるでしょう。

損切りルールを決める

FX取引において、損切りルールを決めることは極めて重要です。「いつ、どのタイミングで取引を終了し、損失を確定するか」を明確に設定することを指します。

まず、損切りラインを設定しましょう。あらかじめ自分が許容できる最大の損失額を決め、そのラインを超えたら無条件に取引を終了するというものです。例えば、自己資金の5%を損切りラインとするなど、具体的な数値を設けるとよいでしょう。

次に、損切りポイントを決めます。これは、エントリーポイントからどの程度値が逆行した場合に取引を終了するかを指定します。例えば、購入価格から2%の下落で売却するなど、具体的なルールを設けます。これらのルールを守ることで、感情的な判断を排除し、冷静なトレードが可能になります。

チャートの分析方法を学習する

FXの失敗を回避する1つの手段として、チャートの分析方法の学習が挙げられます。

FXのチャートは、価格の動きを視覚的に把握するための重要なツールです。ローソク足や、ラインチャート、バーチャートなどがあり、それぞれに特性と使い方があります。例えば、ローソク足は価格の開始・終了点や高値・安値を一目で確認できます。

また、トレンドを把握するための移動平均線や、買われすぎや売られすぎを示すRSIなどのテクニカル指標も役に立ちます。これらを活用することで、投資のタイミングを見極めることが可能となります。

資金管理を徹底する

FXで失敗しないためには、資金管理を徹底することが非常に重要です。この意識がないと、一時の大きな損失で資金が底をつき、再投資すらできなくなる事態を招くことがあります。

はじめにトレードに用いる資金量を決めますが、それを1つの取引に全額投じることは避けましょう。例えば、用意した資金の2〜5%程度を1つの取引に使用するなどのルールを設けることがおすすめです。

次に、損失上限を設けることも大切です。あらかじめ許容できる損失の額を決め、それを超えた場合は即座に取引を終了するというものです。この限度額は、自身の感情や経済状況に左右されることなく、冷静に設定すべきです。これらの取り組みによって、FXでの失敗を最小限に抑えることが可能となります。

通貨ペアの特徴を理解する

FX取引では、通貨ペアの特性を理解することが不可欠です。例えば、米ドル/円(USD/JPY)は、世界で最もトレードされている通貨ペアの1つであり、その流動性の高さから細かい値動きを捉えやすいという特徴があります。一方、ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)は、ユーロ圏と英国の経済指標に影響されやすく、変動が大きい場合もあります。

つまり、FXで失敗しないためには、投資する通貨ペアの特性を理解し、それに合わせた戦略を練ることが不可欠なのです。

FXで失敗しないためには失敗例と回避する方法を理解しよう

FXで失敗してしまう原因は、知識や経験不足、または感情に左右されてしまうことが挙げられます。損切りやリスクリワードレシオなどのFXで大切な考え方を学び、適切に資金管理することが大切です。さらに、実際の失敗例から学び、その失敗を回避する方法を理解するとよいでしょう。

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