メイン コンテンツへスキップ
無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
ドルのテクニカル分析見通し:下降トレンドにおける調整局面

ドルのテクニカル分析見通し:下降トレンドにおける調整局面

共有する:

このページの内容

ドル、米ドル指数 - テクニカル分析見通し

  • ドルの反発は調整の動きのように見える
  • ドルのより長期的な軌道は、依然として下降している
  • 主要通貨ペアの見通しと注目すべき手掛かりとは?
レンジトレーディングの基礎
レンジトレーディングの基礎
推薦者: Manish Jaradi
レンジトレーディングの基礎
ガイドを入手

米ドル指数の短期テクニカル分析見通し - 中立

テクニカルチャートでは、主要通貨に対するドルの下落が終了したと結論付けるのは時期尚早であることが示唆されている。少なくとも日足チャート(スイング/ポジショントレーダー向け)では、最近のドルの大幅上昇は大きな下落の流れの中での調整の動きのように見える。この数週間で反発したとはいえ、ドルは下落トレンドの中で1月中旬から下げ一服の動きが出始めていた(1月14日掲載の「ドル相場のテクニカル分析見通し:下落も、下降モメンタムは低下の兆候?」参照)。

米ドル指数は、2022年6月の安値101.30付近、そして週足チャート上の一目均衡表の雲の下端辺りに位置する89週移動平均線(WMA)の強固なサポートを上回って推移している。前回の記事で強調したように、89週移動平均線は2019年と2020年に何度かサポートとして機能している。先週火曜7日に付けた高値104.00は、かなり力強いレジスタンスである。この高値を上抜けると、現在106.50付近にある200日移動平均線(DMA)をわずかに下回る水準に位置する1月高値105.65という強固なレジスタンスに向かって上昇する可能性が開かれる。最近の反発が単なる調整局面を超えた動きとなるには、昨年11月末の高値107.20を上方ブレイクする必要がある。

米ドル指数 日足チャート

資料:TradingView

ユーロ/ドルの短期テクニカル分析見通し - 中立

ユーロ/ドルは、昨年11月からの上昇トレンドラインを下回ったことで、当面の上昇の勢いは弱まったことが確認できるが、これが必ずしも上昇トレンドの終焉を意味するわけではない。週足チャートでは、89週移動平均線と一目均衡表の雲の上端という、かなり強いレジスタンスから後退している。とはいえ、日足チャート(下図参照)上ではまだ重要なポイントをブレイクするような値動きは発生していない。この点に関しては、200日移動平均線(現在1.0325付近)近くに位置する1月の安値1.0485が重要なサポートとなっている。1.0325-1.0485のゾーンを下抜けした場合、上昇の勢いが弱まったことが確認されることになる。

ユーロ/ドル 日足チャート

資料:TradingView

ドル/円の短期テクニカル分析見通し - 中立

ドル/円は、日中足チャートにおいて、1月下旬から続く水平トレンドライン上のマイナーなレジスタンスを上回ったことで、短期的に下落トレンドが勢いを失い、短期的にレンジ相場が展開される可能性が高まっている。この動きは、2022年5月の安値126.30を含む、かなり強力なサポートエリア付近からの反発の流れを受けたものである。ドル/円は、1月高値134.80や昨年12月中旬の高値138.15付近の200日移動平均線など、反発を制限し得る多くのレジスタンスに直面している。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView

英ポンド/ドルの短期テクニカル分析見通し - 中立

英ポンド/ドルの中期的な見通しは、ここ数カ月で(昨年10月に初めて記事の中で指摘した)、改善(弱気でなくなる)している一方、重要な壁である200日移動平均線を突破できずにいることから、短期的な見通しはあまり明確ではない。今のところ、英ポンド/ドルのレンジは1.1800-1.2500のまま据え置く。レンジの上限を決定的に上抜けると、日足チャートで強気な見通しを確認することができる。一方、レンジの下限を下方にブレイクした場合、小型のダブルトップ(昨年12月と1月の高値)が発生し、1.1250に向かって下降する可能性がある。

英ポンド/ドル 日足チャート

資料:TradingView

豪ドルの短期テクニカル分析見通し - 中立

豪ドル/米ドルは、マイナーなダブルトップ(1月と2月初旬の高値)パターンの目標水準にほぼ到達しており、現在、0.6850付近に位置する重要なサポートである水平トレンドラインを試している。このサポートは重要であり、0.6850を下方ブレイクすると、マイナーなヘッドアンドショルダー(三尊天井)が発生しやすくなり、そのチャートパターンが示現したら昨年12月中旬の安値0.6625に向かって下落する可能性が高まる。当面のサポートは、200日移動平均線(現在0.6800付近)である。短期的な見通しは中立に変更したが、2022年後半から続く高値圏での高値・安値切り上げの動きは、より長期で見たトレンドは引き続き上向きだと示唆している。

豪ドル/米ドル 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。