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円が上昇する時が来た?:日銀会合を控えたドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円の見通し

円が上昇する時が来た?:日銀会合を控えたドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円の見通し

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このページの内容

※2023年4月21日16時04分更新

円相場見通し:対ドル・ユーロ・豪ドル

  • 3月の全国消費者物価指数(CPI)が予想と一致し、市場の関心は来週の日銀会合に移っている
  • ドル/円、豪ドル/円、ユーロ/円は下落しそうか?
  • 円の主要な通貨ペアの次なる動きとは?
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日本のインフレ率が予想と一致し、円はほぼ横ばいで推移しているが、来週に日銀会合を控える中、円は上昇する可能性がある。

総務省が21日発表した3月の全国消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.2%上昇し、予想と一致したが、2月(同3.3%上昇)からやや軟化した。CPI総合指数は、40年ぶりの高水準となった1月の4.3%から低下したが、日銀の物価目標である2%からはまだ離れている。CPIコア指数(生鮮食品を除く)は前年同月比3.1%上昇と、伸び率は前月と変わらなかった。注目は、日銀の植田和男新総裁が議長を務める初会合となる4月27、28日開催の日銀会合である。先週の就任記者会見で植田総裁は、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)を含む大規模緩和政策を変更することを急がないと強調した。

ドル/円 240分足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

日本の名目賃金の伸び率は日銀の基準値である3%を上回り、消費者信頼感指数と経済見通しが改善し(景気ウォッチャー調査の2-3カ月先の見通しを示す先行き判断DIは2021年以来の高水準)、長期インフレ期待は引き続き高まっている。そのため、金融政策の修正がいつなのかに市場の関心は向きそうだ。植田総裁は先週、日銀は金融政策正常化への対応が遅すぎることは避けるべきだと述べた。この発言により、債券市場が機能低下し、利回りに歪みが生じるとの懸念を鑑みて、今年中にイールドカーブ・コントロール政策に何らかの修正を加えるのではとの期待が高まった。

一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が19日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)からは、雇用とインフレの減速を背景にFRBが利上げを一旦停止する時期が近づいていると読み取れ、FRBのハト派姿勢を再確認する格好となった。しかしながら、FRBの発言は引き続きタカ派的であり、5月2、3日に開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で25ベーシスポイントの追加利上げがあることを示唆している。

ドル/円:下落トレンドが復活?

大局的な視点から見ると、ドル/円のトレンドは下降しており、弱気のままである。最近の記事( 4月6日付4月17日付)からも確認できるが、トレンド/モメンタム指標に基づき色分けされたローソク足チャートが示すように、日足チャートにおけるドル/円のトレンドは下向きである。

直近のドル/円は、3月末からの上昇チャネルと3月中旬の高値135.10を含む、約135.00-135.50の重要な収束天井を突破できずにいる。当面のサポートは、134.00付近に位置する4月上旬からの水平トレンドラインだろう。これを割り込むと、短期的な上昇モメンタムの鈍化、つまり、先月から続くもみ合いの動きが失速したことが確認され、下落トレンドが再開されるリスクが高まる。

ドル/円 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

ユーロ/円:ユーロ高もこれまでか?

週足チャートではRSI(相対力指数)で弱気のダイバージェンス(価格の上昇とモメンタムの平坦化)が見られ、ユーロ/円は、昨年10月の高値148.40に位置する重要なレジスタンスに近づくにつれ、上昇に勢いがなくなっていることを示唆している。今週の安値146.50に位置する当初のサポートを下回ると、240分足チャート上の一目均衡表下端である145.00に向けて下落する可能性が出てくる。ユーロ/円は、前回の記事で指摘したように、148.40を下回る水準で推移しており、より広範なトレンドは横ばいから小幅上昇となっている。

ユーロ/円 240分足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

豪ドル/円:天井に到達?

豪ドル/円は、日足チャート上の一目均衡表の上端付近に位置する89日移動平均線を含む強固なレジスタンスにぶつかっている。4月上旬の高値90.10の下方ブレイクが確認されると、今月の反発が失速しつつあることが確認できるだろう。これを下方ブレイクした場合、89.00(240分足チャートの200期間移動平均線)に向けて下降する可能性がある。

豪ドル/円 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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