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米国株見通し:個人トレーダーは米国株売却、上昇ウェッジに注目

米国株見通し:個人トレーダーは米国株売却、上昇ウェッジに注目

このページの内容

S&P 500、NYダウ、個人トレーダーのポジション状況、テクニカル分析 - IGCS の米国株アップデート

  • 個人トレーダーは最近の上昇にもかかわらず、NYダウを売っている
  • 上昇ウェッジの示現を意識し、ほとんどの投資家はS&P 500をロングで保持している
  • 今後数日間、トレーダーのポジション状況が米国株に与える影響とは?
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米国株式市場において、10月上旬から大きく上昇しているのがダウ工業株30種平均である。S&P 500種株価指数も同時期から上向きではあるが、そのパフォーマンスは比較にならないほど物足りない。米国金利の上昇がハイテクセクターに不相応なほど悪影響を与えている一方で、景気後退が顕在化した場合に、優良企業の方がよりうまく乗り切れるのではという市場の見方が浮き彫りになっているようだ。

大まかに言えば、ダウ平均が最近上昇したことにより、個人トレーダーは引き続きネットロングのポジションを解消している。この動きは、IGクライアントセンチメント(IGCS)を見れば明白である。IGCSは逆張り指標として機能する傾向がある。個人投資家が、今後の株価上昇は望めないとしてネットショートのポジションを増やし続ければ、結果的には後に、株価を支えることになる可能性がある。

NYダウのセンチメント見通し - 強気

IGクライアントセンチメント(IGCS)によると、ダウ工業株30種平均を取引する個人トレーダーの約27%がネットロング(買い持ち)にしている。ネットショートのポジションは、昨日と先週に比べ、それぞれ9.28%、11.01%増加している。ほとんどのトレーダーがネットショートにしていることから、指数は上昇し続ける可能性がある。現在のセンチメント(ポジション状況)および最近の変化(日次、週次でのポジションの変化)を考慮すると、逆張り取引バイアスはさらに強気に傾いていると考えられる。

NYダウ 日足チャート

日足チャートでは、ダウ平均先物は今年初めを起点とした重要な長期下降トレンドラインまで上昇している。33,169 ― 33,434のレジスタンスゾーンを確実に上抜けると、より強気なバイアスがかかる可能性がある。しかし、RSI(相対力指数)では、オシレーターが下向き(価格は上向き)のダイバージェンス(逆行現象)が現れており、上昇の勢いが弱まっていることを示唆している。下降に転じた場合、9月以降上昇しているサポートが焦点となる。このサポートを下回ると、再び弱気派が勢いを増す可能性がある。

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資料:Trading View

S&P 500のセンチメント見通し – 中立

IGクライアントセンチメント(IGCS)では、S&P 500種指数を取引する個人トレーダーの約56%がネットロング(買い持ち)にしている。大半のトレーダーが指数の上昇を見込んでいるということは、逆張り指標では指数の下落継続が示唆されている。とはいえ、ネットロングのポジションは昨日と比較して4.02%減少、先週と比較して2.51%増加とまちまちな内容となっている。全体的なポジション状況および最近の変化(日次、週次でのポジションの変化)を考慮すると、逆張り取引バイアスはさらに中立に傾いていると考えられる。

S&P 500 日足チャート

S&P 500先物の日足チャートでは、弱気のチャートパターンである上昇ウェッジが示現しているように見える。このパターンを下抜けると、8月から9月にかけての下降トレンドが再開されるかもしれない。本稿執筆時点では、価格はウェッジ内にとどまっているため、テクニカルな投資見通しは中立とする。主要なレジスタンスは100日単純移動平均線だ。このウェッジを上抜けると、1月を起点とする下降トレンドラインに向き合うことになる。

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資料:Trading View

* IGクライアントセンチメントチャートとポジショニングデータは2022年11月8日付レポートより引用

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。