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米NFP発表を控え、ドル/円は年初来高値に接近

米NFP発表を控え、ドル/円は年初来高値に接近

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円相場 - トーキングポイント

31日のニューヨーク外国為替市場でドル/円相場は、最近の米国債利回りの低下を反映し、月間高値(139.08)から値を下げたが、2 日に発表される米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)の数値が米国労働市場の一層の改善を示すことが予想されており、ドル/円相場の押し上要因となる可能性がある。

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米NFP発表を控え、ドル/円は年初来高値に接近

ドル/円相場は最近、上昇基調が続いていたが、今週初めから高値圏での高値・安値の切り上げが続かず、年初来高値(139.39)を前に失速しているように見える。相対力指数(RSI)も同様の動きを反映し、買われ過ぎの領域への到達を前に方向転換しているようである。

しかし、8月の非農業部門雇用者数(NFP)は前月比30万人増と予想されていることから、ドル買いが進む可能性がある。ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「物価の安定を回復するには、景気抑制的な政策スタンスを一定期間維持することが必要となる可能性が高い」との考えを示しており、米労働市場の改善が示されれば、FRBはインフレ対策として現在のアプローチを維持する意向を強める可能性がある。

まとめると、米労働市場の改善というポジティブな展開は、FRBによる75ベーシスポイントの追加利上げ観測を高め、ひいては米ドル買いにつながると見ている。また、日銀が依然として金融緩和サイクルからの脱却に消極的なこともあり、ドルは円に対し、右肩上がりの50日単純移動平均線(SMA、135.91)に沿って上昇し続ける可能性がある。

ドル/円は、移動平均線を上回って推移しているため、年初来高値(139.39)を試す展開となるかもしれない。ドル/円を取引するトレーダーは、2022年の大半の期間をネットショート(ドルを売り持ち)していることから、センチメントの偏向は継続するものと思われる。

IGクライアントセンチメントによると、ドル/円トレーダーの24.40%が現在、ネットロング(ドルを買い持ち)しており、ショートとロングの比率は3.10対1となっている。

ネットロングのトレーダー数は昨日より1.97%減少し、先週より4.18%減少している。一方、ネットショートのトレーダー数は昨日より3.53%増加し、先週より6.95%増加している。ネットロングポジションは、ドル/円が月間高値(139.08)を前に失速した際、減少した。一方、今週、ネットショートが増加したのは、ネットロングの保有トレーダーが24.40%と、先週(30.42%)より減少しているためである(ネットロングとネットショートの総計は常に100%になる)。

ドル/円は、今週初めから高値圏での高値・安値の切り上げが続かず、米NFPの発表を前にレンジ内の動きにとどまる可能性があるが、上昇している50日SMA(135.91)に追従しているように見えるため、年初来高値(139.39)を試す展開が視野に入りそうである。

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ドル/円 日足チャート

資料:Trading View

  • ドル/円は、50日SMA(135.91)を上回って反発した後、月間高値(139.08)を更新した。右肩上がりの移動平均線に追従しているように見え、年初来高値(139.39)を試す可能性がある
  • 次に上値抵抗線として注目されるのは1998年9月の高値(139.91)付近で、140.30(エクスパンション78.6%)の水準を終値で上抜ければ、141.70(同161.8%)付近が視野に入ってくる
  • しかし、今週初めから高値圏で高値・安値を切り上げる勢いがないため、ドル/円は短期的に反落するかもしれず、137.40(エクスパンション61.8%)から 137.80(同 361.8%)のエリアを下回ると、135.30(同50%)のエリアに向かって下落する可能性が高まる
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--- DailyFX.com 為替ストラテジスト デイビッド・ソン著

ソン氏に連絡するには、Twitter で@DavidJSongまでお願いいたします。

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