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ドル 週間見通し:強気、 FRBが重視する米インフレ指標に注目

ドル 週間見通し:強気、 FRBが重視する米インフレ指標に注目

このページの内容

※2023年5月22日11時26分更新

ドル 週間見通し: 強気

  • ドルは、昨年9月以来の続伸記録となった
  • 米国債利回りの上昇により、FRBの利下げ観測は後退し続けている
  • FRBが注視する米インフレ指標に注目が集まる
  • ドル指数は100日単純移動平均線をブレイク、さらなる上げ幅拡大となるか?
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ドル相場のファンダメンタルズ分析

ドルは先週、主要な通貨に対して値を切り上げた。実際、ドル指数は過去2週間で約1.9%上昇し、昨年9月中旬以来の続伸記録となった。先週、ドルに何が起こったのか、そしてなぜ今後、さらに強含む可能性があるのかを詳しく見ていきたい。

まず、ドルの上昇とともに、米短期債利回りも同様に上昇したことに注目したい。これは、金融市場で米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が徐々に後退していることを示している。利下げ観測は、米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻をきっかけにとした流動性不安と景気後退懸念を背景に、積極的に織り込まれていた。

ここ数週間、金融市場のボラティリティは低下している。米国は過去数十年で最も積極的な金融引き締めサイクルにあるにもかかわらず、基調的なインフレ率はいまだに高水準にあるうえ、労働市場のひっ迫した状況も続いており、米経済の成長回復力を際立たせている。一方、ジェローム・パウエルFRB議長は先週金曜にワシントンで開催された会議で、最近の信用状況のひっ迫を考慮すると、政策金利をそれほど引き上げる必要はないかもしれないとの考えを示した。

とはいえ、パウエル議長は将来の引き締めについてはまだ決めていないとし、市場金利の動向はFRBの予想と大きく異なっているとも指摘した。市場は6月の利上げ実施の可能性を25%程度しか織り込んでいない。引き続き、米経済指標が金融政策の行方を左右することになるだろう。

ドル市場では、26日(日本時間21時半)発表のコアPCE(個人消費支出)物価指数が注目されている。PCEはFRBが重視する米インフレ指標である。4月のコアPCE物価指数は前年同月比4.6%上昇と、前月比横ばいになると予想されている。これは、FRBにとっては良い兆候とは言えない。25日の同時刻に発表される米新規失業保険申請件数も、米労働市場の方向性を見極めるうえで確認しておきたい指標である。利下げ観測が後退する余地はまだ十分あり、ドルの支援材料となる可能性がある。

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ドル相場のテクニカル分析

日足チャートを見ると、ドル相場は100日単純移動平均線(SMA)を上方ブレイクした。これは、昨年9月以降続く支配的な下降トレンドが転換する可能性があることを示す初期のサインかもしれない。主要なレジスタンスは、フィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準104.11と思われる。この水準を上抜けると、3月の高値105.88が意識される。一方、主要なサポートは100.82-101.29のゾーンである。

ドル指数 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。