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S&P500は6週間ぶりの高値に上昇。米FOMCを受け、米ドルはサポート付近まで下落

S&P500は6週間ぶりの高値に上昇。米FOMCを受け、米ドルはサポート付近まで下落

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このページの内容

S&P 500、米ドル - トーキングポイント

  • S&P500は、FRBによる75bpの利上げ実施を受け、6週間ぶりの高値を更新
  • 米ドルは週初に上昇した分の大半を帳消しにし、下値サポート付近まで押し戻された
  • 本記事で提示される分析は、プライスアクション(値動き)とチャートパターンに基づいています。プライスアクションやチャートパターンについてもっと知りたい方は、DailyFX Educationをご覧ください
  • DailyFXは四半期の見通しも発表しています
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推薦者: James Stanley
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米連邦準備制度理事会(FRB)は7月の金融政策決定会合で75bpの利上げを実施し、現時点ではS&P500種株価指数が6週間ぶりの高値に急上昇するなど、米国株式市場はFRBの動きを好意的に受け止めている。一方、米ドルは押し戻され、本記事の執筆時点では、直近1週間の安値近辺に重なっているエリアがサポートゾーンとなっている。106.24にはそのエリアの下限を定めるのに役立ったフィボナッチレベル、106.62には長期的な時間軸で示したフィボナッチレベルがある。また、6月中旬から下旬にかけて示現したスイングローから形成したトレンドラインも先週から機能し始めている。このエリアに示現しているローソク足の下方向に伸びるヒゲの集まりは、現在のサポートが安値水準を維持するのに役立っていることを示している。

米ドル 4時間足チャート

US Dollar four hour chart

資料:Tradingview

FRB が利上げしたのに、米ドルはなぜ下落したのか?

今回の政策金利決定では、100bpの利上げもあり得るとの懸念が高まっていたため、利上げ幅が75bpにとどまったことは、75bp以上の利上げを予想していた一部の投資家を失望させたかもしれない。しかし、ジェローム・パウエルFOMC議長は記者会見を通して、第2四半期の景気減速は顕著で、雇用の伸びは鈍化しているものの引き続き堅調とし、リスク資産を下支えすると考えられる発言を何度もしていた。今後の利上げに関してより重要な要素はインフレである。パウエル議長は、賃金の伸びは高止まりしており、米労働省が発表する雇用コスト指数が重要な指標になるとの見解を示した。

パウエル議長はまた、インフレ指標として米個人消費支出(PCE)を挙げ、FRBが注意深く観察することになるとし、ある時点で利上げのペースを減速させるのが適切だろうと述べた。経済指標カレンダーを見ると、偶然にも今週金曜にPCE物価指数の発表が予定されている。

28日は米国内総生産(GDP)成長率、29日にはPCE物価指数、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表があり、今後数日間はインフレ動向を占うというテーマが市場の一番の関心事とになりそうである。

一方、米ドルは、最近付けた19年ぶりの高値付近にとどまり、小動きが続いている。しかし、米ドルは2週間近く低迷しており、強気派が再び米ドル高をけん引できるか、それともさらに下げ幅を広げ、より下降した水準に位置するサポートレベルまで押し戻されるのか。それを見極めるという大きな問題は、恐らくユーロ/米ドル相場の動向に関係すると見られる。

米ドル 日足チャート

USD daily chart

資料:Tradingview

S&P 500

27日の米国株式市場でS&P500種株価指数は、今回の利上げ決定を受けて、6週間ぶりの高値まで上昇し、26日に見られた下値サポートを試す展開から一変、上げ幅は100ポイントを上回った。26日の下値試しは、2022年の急落時からのフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準で、以前は上値レジスタンスとして機能していたという興味深いエリアである。

また、同じフィボナッチのリトレースメント38.2%が次の上値抵抗線となる可能性があり、この水準は新たな注目すべきフィボナッチレベルである4100近辺に位置する。この水準は2月下旬にサポートとなったレベルでもあり、レジスタンスの可能性があるレベルと重なっている。

S&P 500 日足チャート

SPX ES Daily chart

資料:Tradingview

--- DailyFX.comシニア・ストラテジスト、ジェームズ・スタンレー著

ジェームズ・スタンレー氏に連絡するには、Twitter で @JStanleyFX までお願いいたします。

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