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資源国通貨見通し:豪ドル・ニュージーランドドル・カナダドル・メキシコペソ

資源国通貨見通し:豪ドル・ニュージーランドドル・カナダドル・メキシコペソ

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

※2023年4月3日9時45分更新。

AUD、NZD、CAD、MXN、金融政策、資源国-トーキングポイント

豪ドル/米ドルのトレード方法
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推薦者: 木全哲也
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今週は豪州・ニュージーランド、来週はカナダ

資源国である豪州、ニュージーランド、カナダの中央銀行で相次いで金融政策が発表される。資源国でも金融政策に差が出てきており、為替/FX市場の変動要因になる可能性がある。先週同じく資源国のメキシコで金融政策決定会合が開催され、政策金利を11.25%に引き上げた。しかしながら、コアCPIや総合CPIの減速を受け、前回の0.5%から0.25%に利上げ幅を縮小した。また、今後の追加利上げについても明言はなかった。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は今週4日の会合で、一部利上げが予想されているものの、据え置き予想が優勢になっている。一方、ニュージーランド準備銀行は翌5日の会合での利上げが有力視されている。来週12日のカナダ銀行(中央銀行)は、主要中央銀行の中でいち早く利上げ停止を実施したが、引き続き政策金利の据え置きが予想されている。テクニカル面を踏まえた豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、そしてメキシコペソの見通しは?

豪ドル/米ドル:短期的には中立も豪ドル高が視野

据え置きが予想されているRBA(豪中銀)の金融政策で、利上げの実施や今後の利上げ再開余地が残された場合、豪ドル高で反応すると考えられる。豪ドル相場は、2月に入り、豪ドル安米ドル高が進行していたが、昨年10月から今年2月までの豪ドル高トレンドのほぼ61.8%戻しで3月初旬に反発している。61.8%戻しは通常の戻しで見られる調整であり、豪ドル高トレンドが終了していないことを示唆する。MACD(移動平均収束拡散手法)ラインは上向きかつシグナルラインを上回っており、豪ドル高米ドル安の地合いであることを示唆している。一方、RSI(相対力指数)は50割れの水準で推移しており、豪ドル高トレンドに転換したことは示唆されず、短期的には中立の見通しとする。最近のレジスタンスとなっている200日移動平均線を上方ブレイクし、RSIが50超えとなった場合、豪ドルに対して強気に見通しを変更する可能性が高まる。

豪ドル/米ドル日足チャート

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資料:Trading Viewより作成

ニュージーランドドル/米ドル:NZドル安を見込む

昨年11月から今年の2月にかけて、反転ターンを示唆するダブルトップを形成している。直近は豪ドル同様、20日移動平均線をサポートとし、50日移動平均線をレジスタンスとする狭いレンジ内での動きが続いている。今週の会合及びその後の会合でもRBNZ(中央銀行)による利上げ実施が市場で織り込まれている。しかしながら、その他中央銀行が利上げ停止、1回程度の利上げ織り込みが多い中、主要先進国の金融政策に歩調を合わせるように利上げ織り込みが剥落し、通貨安圧力になる可能性があり、ニュージーランドドル安を見込む。仮に、利上げ継続が示された場合でも、既に市場では織り込まれており、為替/FX相場に与える影響は限定的であろう。20日移動平均線及びすぐ下の200日移動平均線を下方ブレイクした場合には、NZドル安米ドル高トレンドが明確になろう。

ニュージーランドドル/米ドル日足チャート

Chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

米ドル/カナダドル:カナダドル高

主要中銀の中でいち早く利上げ停止を実施した。金融市場では既に利下げが予想されている。経済指標の上振れや原油価格の上昇等に伴って、現在の利下げ織り込み剥落し、カナダドル高圧力になる可能性があろう。重要な水平サポートラインである1.36541を下方ブレイク(米ドル安カナダドル高が進展)しており、今後は同水準がレジスタンスとなろう。RSI(相対力指数)は50割れに転換、MACDラインは31日金曜日にゼロラインを下抜けており、米ドル安カナダドル高を示しており、カナダドル高を見込む。

米ドル/カナダドル日足チャート

Chart, line chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

米ドル/メキシコペソ:メキシコペソ高継続

週足チャートを確認すると、2020年4月から10月にかけて米ドル安メキシコペソ高が進行し、22年12月までレンジ内で推移する下降レクタングルパターンを形成していた。下降レクタングルパターンはそれまでのトレンドの継続を示唆するパターンである。23年1月に入り、下降レクタングルパターンのサポートラインを明確に下方ブレイクし、米ドル安メキシコペソ高トレンドが再開したことを示唆している。レクタングルパターンの価格幅からは16.85までのメキシコペソ高が見込まれる。

米ドル/メキシコペソ週足チャート

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資料:Trading Viewより作成

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--- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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