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原油価格見通し:下落トレンド継続か

原油価格見通し:下落トレンド継続か

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

※8時45分更新

商品、原油価格、FOMC、金融不安-トーキングポイント

  • 金融システム不安から商品価格は大幅下落
  • 今週のFOMCは商品価格にも大きな影響をもたらす
  • トレンドチャネルを下方ブレイクし、一段の下落が視野に入る
原油のトレード方法
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推薦者: 木全哲也
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商品価格は大幅下落

金融システム不安定化への懸念が収まらず、金や米国債、日本円等の安全資産を除き、多くの資産が大幅下落している。商品価格全般の動きを示すCRB指数(ロイター・コアコモディティーCRB指数)も大幅下落している。同指数は、3割強を原油原油を原材料とする製品(暖房油等)が構成している。原油もCRB商品指数同様、大幅下落している。

商品価格指数(CRB)と原油価格の月初来の動き

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資料:Trading Viewより作成。上がCRB商品指数、下が原油。

スイス金融最大手UBSは、経営不安が騒がれているクレディ・スイス・グループ買収を発表、市場に一定の安定をもたらす可能性があるが、今週は米FOMC(連邦公開市場委員会)が開催。金融システム不安を背景に、金融政策スタンスに変化が見られるか注目。もしタカ派スタンスが示された場合、景気減速懸念、金融システム不安が一段と高まり、商品価格や株式等のリスク資産の逆風となろう。一方、景気、金融システムへの配慮からハト派スタンスが示された場合、リスク資産にとって追い風になる可能性がある。FOMCを控えた今後の商品価格全般(CRB指数)及び原油価格の見通しは?

今週の米国重要指標カレンダー

Graphical user interface, text, application  Description automatically generated

資料:DailyFX.com

商品価格全般(CRB指数)

MACD(移動平均収束拡散手法)は、MACD線が下向き、かつシグナル線を下回っており、テクニカルに相場の地合いは弱いことが確認できる。昨年6月から7月にかけての下落後、フィボナッチリトレースメントの50%戻しの水準である300まで8月終わりにかけて戻す展開となった。その後、昨年9月以降トレンドチャネルを形成していたが、先週下方ブレイクしており、トレンドチャネルの幅から、現在から約6%下落の240への下落が視野に入る。更に下落トレンドが継続した場合、2021年後半の安値である222へ下落する可能性がある。

CRB商品指数

Chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成。

原油価格(WTI)

商品指数同様、トレンドチャネルを下方ブレイクしており、MACD線が下向き、かつシグナル線を下回っており、相場の地合いが弱いことができる。トレンドチャネルからは、1バレル58ドルまでの下落が視野に入る。一方、金融システム不安が払拭された場合や原油の一大消費国である中国の力強い景気回復が確認された場合、FRBをはじめとした各国中銀が金融システム、景気に配慮し、ハト派転換した場合は、上昇に転ずる可能性もある。上昇に転じた際は、昨年12月からのサポートラインとなっており、先日下方ブレイクされ、レジスタンスに転換した可能性がある70.1を上抜けられるか注目したい。

原油価格日足チャート(WTI)

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資料:Trading Viewより作成。

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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