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円は対ドルで下落、日銀は金融政策据え置き

円は対ドルで下落、日銀は金融政策据え置き

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※2023年3月10日14時53分更新

日銀が10日、金融政策の維持を決定したことを受け、円は対ドルで下落し、一時は136円98銭近辺まで売られた。

日銀総裁として最後の金融政策決定会合に臨んだ黒田東彦総裁は10日、昨年12月に10年物国債金利の変動幅を拡大したばかりということもあり、予想通り、大規模緩和政策を据え置いた。次期日銀総裁候補の植田和男氏は、インフレ率が日銀の誘導物価目標である2%を上回る状況が続く兆しが見えるまで、当面は現在の大規模緩和策を維持しなければならないと述べている。

ドル/円 5分足チャート

資料:TradingView

植田氏は、想定よりも金融政策の正常化が早まるとの憶測を一蹴しようとしたが、市場では、イールドカーブ・コントロール(YCC)政策がもたらす「ひずみ」と、インフレ率が40年ぶりの高水準にあることを考えれば、日銀は遅かれ早かれ政策を微調整するとの見方が根強い。市場の関心はすでに植田氏が総裁として初めて臨む次回の日銀会合(4月27、28日)に移っている。植田氏は、大規模緩和策を手じまう出口戦略について考えがあると述べているが、金融引き締めの可能性が出てくるのは、長期的に実現すると期待されるインフレ率を表す「トレンドインフレ率」が大きく上昇した場合のみである。

10年物日本国債利回り対円建てスワップ金利10年物

資料:ブルームバーグ

市場の当面の関心は、今夜(日本時間22時30分)発表される米雇用統計に集まっている。2月の米非農業部門雇用者数(NFP)は前月比22万4,000人の増加と、1月(同44万3,000人増)から伸びが鈍化する一方、失業率は3.4%と、50年来の低水準を維持すると見られている。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は半期に一度の議会証言で、政策金利のピーク(利上げの最終到達点)は想定を上回る水準になる公算が大きく、今後の米経済指標によっては、FRBは必要に応じて利上げペースを加速させる用意があると述べ、タカ派色を強めた。

テクニカルチャートでは、ドル/円は、200日移動平均線と昨年12月の高値138.20を含む137.00-138.20付近の力強いレジスタンスを突破できずにいる。この詳細については、2月26日付記事「円相場のテクニカル分析見通し:ドル/円にレジスタンスの高い壁」をご覧ください。

ドル/円 240分足チャート

資料:TradingView

ドル/円は今週、3月初旬の高値137.09のレジスタンスを上回る場面があったものの、上昇の勢いは続かず、6週間にわたる上昇トレンドに陰りが見え始めていることを示している。しかし、上昇の勢いが弱まっているという確信を得るには、135.25付近に位置するサポートである2月中旬からの水平トレンドラインを割り込む必要がある。

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

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