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円相場見通し:米銀破綻による不透明感がドル/円の重しに

円相場見通し:米銀破綻による不透明感がドル/円の重しに

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※2023年3月13日17時04分更新

ドル、円、ドル/円 - テクニカル分析見通し

  • ドル/円の上昇の勢いは弱まりつつある
  • リスク回避姿勢の高まりがドル/円の重しとなる可能性がある
  • 注目すべき手掛かり材料とは?
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ドル/円のテクニカル分析見通し - 弱気

SVBフィナンシャル・グループ傘下の銀行破綻をきっかけに先行き不透明感が高まる中、市場ではリスク回避志向が強まっており、円はドルに対してさらに上昇する可能性がある。

米国債利回りは低下し、円やスイスフランなど資産の「安全な逃避先」通貨は上昇した。世界金融危機以来最大規模の銀行の経営破綻により、金融業界はもちろん、他のセクターや経済全体への波及が懸念されたことが背景にある。MSCI米金融セクター指数は9日から6.00%低下し、S&P 500種株価指数は3.3%下落している。

テクニカルチャートでは、ドル/円は2月中旬からの水平トレンドラインに位置するサポート水準135.25付近を下回り、上昇の勢いが弱まったことが確認された。価格が先週金曜の高値137.00を下回った水準にとどまっているうちは、(1月から2月初旬にかけての上昇のリトレースメント50%を含む)132.50-133.00へ向けて下落するリスクがある。

ドル/円 240分足チャート

資料:TradingView

ドル/円はここ数週間、200日移動平均線や昨年12月の高値138.20を含む137.00-138.20付近の手強いレジスタンスに上値を抑えられる局面が続いており、先週金曜の下落によって、2カ月にわたる価格上昇が一服した可能性があるとの見通しが強まっている。この詳細については、2月26日付記事「円相場のテクニカル分析見通し:ドル/円にレジスタンスの高い壁」をご覧ください。

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、半期に一度の議会証言で、最終的な政策金利のピーク(利上げの最終到達点)は想定より高水準となる可能性が高く、米経済指標次第では、FRBは利上げペースを加速する用意があると述べた。パウエル議長がタカ派色を強めたため、先週金曜発表の米雇用統計に市場の注目が集まっていたが、米銀破綻にまつわる懸念が急浮上し、雇用統計の影が薄くなっている。2月の米非農業部門雇用者数(NFP)は前月比31万1,000人増加し、1月(44万3,000人増、後の改定値は50万4,000人増)から伸びは鈍化し、失業率は50年ぶりの低水準である3.4%付近から3.6%にやや上昇した。2月NFPの事前予想は同22万4,000人増だった。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView

一方、黒田東彦日銀総裁は、総裁として臨んだ最後の金融政策決定会合で、大規模緩和政策の現状維持を決めた。日銀は昨年12月に10年物国債金利の変動幅を拡大調整したばかりだったため、この決定は大方の予想通りだった。(3月10日付記事「円は対ドルで下落、日銀は金融政策据え置き」参照)。

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

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