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円急騰、市場は日銀会合に注目

円急騰、市場は日銀会合に注目

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このページの内容

円相場の週間見通し:中立

  • 円相場は対ドルで32年ぶりの安値を付けた後、4%近く上昇
  • 政府・日銀が円安進行を阻止するため為替介入したのはほぼ間違いない
  • 27-28日に開催予定の日銀会合に注目、ハト派的な政策維持の可能性が高い
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21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は、取引時間終了間際に急騰した。ドル/円は、1990年5月以来の高水準である152円に肉薄していたが、その後急落した格好だ。同日のスポット市場で、ドル/円は2%近く下落して取引を終えようとしており、円の1日の上昇幅としては2020年3月上旬以来最大となる。2020年3月当時は、新型コロナウイルス感染症が発生した初期に強まったリスク回避ムードの中、自律反発によって上昇した。

政府・日銀が再び為替介入したのはほぼ間違いない

今回、ドル/円相場で記録された日中の高値から安値までの変動率は3.78%で、9月22日に政府・日銀が円買い介入した際の動きとほぼ完璧に一致するものであった。前回はドル/円が数十年ぶりに145円台に乗せた際、財務省が日銀に円買いを指示し、円が急騰した。その際の価格の上下変動率は3.8%だった。

日本の政府関係者からは先週木曜にお馴染みの円安けん制発言があった。神田真人財務官(財務省の為替担当)は記者団に対し、「(円相場の)過度な変動はますます容認できないものになっており、いつでも必要な措置を取る用意はしている」と述べていた。先週金曜の円急騰後、神田財務官は介入に踏み切ったのだとしても、「介入の有無についてはコメントしかねる」と話した。その後、日本経済新聞は、「政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切ったと関係者が22日未明、明らかにした」と報じており、政府・日銀の関与が確認されたようだ。

                ドル/円 スポット取引(日足)

資料:TradingView

日銀はハト派的政策維持も、介入への警戒感から円売りは手控えか

このような状況下、今後1週間の円相場見通しは不透明なため、日銀が定期的に開催する金融政策決定会合が注目を集めるだろう。黒田東彦日銀総裁は、世界のほとんどの中央銀行が急騰するインフレに対応するため、金融引き締め策を急ピッチで進める中、超ハト派的な政策を堅持している。そのため、日本と米国をはじめとした他国間の利回り格差は拡大しており、ますます高利回りとなっている通貨に対して円は下落し続いている。

財務省は、円安は容認しても、急激な円安の進行は容認していないようだ。1カ月経たないうちに2回目の介入に踏み切ったのは、円相場から1回目の介入効果が完全に消え、さらに5%近く円安が進んだためだと言える。明らかに、円相場の特定の水準を維持しようとか、長続きする円高にしようという意欲は乏しい。

そのことから見ても、日銀はハト派的な姿勢を維持すると思われる。しかし、トレーダーは、少なくとも短期的には、日銀のこのような政策姿勢を材料視することを躊躇するかもしれない。財務省主導でドル売り・円買い介入が再開されることへの警戒感があるからだ。もちろん、神田財務官らの狙いは、投機筋を脅かすことだ。11月2日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米連邦準備制度理事会(FRB)高官が金融政策に関する発言を控える期間に入っていることも、ドル買い・円売りを抑える助けになるかもしれない。

このため、目先のドル/円相場は小動きとなるかもしれない。米国で第3四半期の企業決算発表が続く中、事前に下方修正された業績見通しが予想をわずかに上回り続け、投資家のリスク志向が改善すれば、円相場にはやや下落圧力がかかる可能性がある。しかし、動揺している市場で、リスク選好ムードが広がるような状況を作り出すのは簡単ではないかもしれない。9月の為替介入後、ドル/円は2週間にわたりほぼこう着状態に陥った。

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--- DailyFX.com チーフストラテジスト(アジア太平洋) イリア・スピバック著

スピバック氏に連絡するには、Twitter で @IlyaSpivak までお願いいたします。

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