メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
英ポンド見通し:夜明けは近い?~英国、日本、カナダでインフレ指標~

英ポンド見通し:夜明けは近い?~英国、日本、カナダでインフレ指標~

Tetsuya Kimata, ストラテジスト

共有する:

このページの内容

※2023年4月19日10時00分更新。

BOE、GBP、インフレ、日銀、カナダ、ドル円、円安-トーキングポイント

  • 英国の雇用統計は底堅さを示した
  • 英中銀の2回強の利上げが織り込み済み
  • 英ポンドは対ドルで下落も、対ユーロ、円で上昇を見込む
米ドル相場見通し【無料】
米ドル相場見通し【無料】
推薦者: Tetsuya Kimata
米ドル相場見通し【無料】
ガイドを入手

インフレ発表続く

昨日はカナダでインフレ率が発表され、概ね市場予想通りの結果であったため、カナダドル相場へ与える影響は限定的であった。

Graphical user interface, text, application, email  Description automatically generated

資料:DailyFX.com 経済指標カレンダー

21日金曜日には日本でインフレ率が発表される。植田日本銀行総裁のもとで初の金融政策決定会合を月末に控える中、注目が集まる。インフレの大幅な加速が見られない限りは、金融政策の現状維持が予想され、5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて日米金利差拡大観測から、最近の米ドル高円安トレンドが継続する可能性がある。

米ドル円(右軸)と日米金利差(左軸)

Chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading View

英国インフレ率&金融政策

英国の雇用統計が発表され、失業率は上昇したものの、雇用者数は増加、更に賃金は高い伸びを示し、雇用市場が堅調であることを示した。雇用市場の堅調さはサービスインフレの高止まりに繋がる可能性がある。強い雇用統計の結果を受け、金融市場にて英国中銀(BOE)の一段の利上げ織り込みが進展し、英ポンド高が進展した。

image3.png

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

19日欧州時間に英国のインフレ率が公表される。2月は食品価格の高騰で予想外の加速であったが、3月はインフレの鈍化が見込まれている。一部の国ではインフレ鎮静化の兆しが見えつつあり、再び加速した場合、英国中銀(BOE)による利上げ観測が一段と高まる可能性がある。

image4.png

資料:DailyFX.com 経済指標カレンダー

もっとも金融市場では夏までに英中銀は2回~3回の利上げを実施することが予想されている。本日の英国インフレ統計が市場予想を大幅に上回らない限り、一段の利上げ進展は見込みづらい。英国は主要中銀の中でユーロ圏に続く利上げ織り込みとなっている。

image5.png

資料:BloombergのOIS市場のデータよりDailyFX.comが作成

英ポンドは、英国景気が底堅く推移していることや2月にインフレの加速が確認されたことなどを背景に、英国中銀(BOE)による利上げ観測が高まり、堅調に推移している。2月末からの対米ドルでのパフォーマンスは、主要通貨の中で金融引き締めスタンスが明確なユーロに続くパフォーマンスであるが、今後の英ポンドの見通しは?

image6.png

資料:Trading Economicsより作成。対米ドルでの騰落率を2023年2月末を100として指数化。

英ポンド/米ドル:レジスタンスを巡る戦い続くが英ポンド安を見込む

英ポンド高米ドル安トレンドの継続を示唆する上昇レクタングルパターンのレジスタンス1.24478突破を巡る攻防が続いている。同パターンを明確に上抜けた場合、英ポンド高トレンドの再開が示唆される。一方、MACD(移動平均収束拡散手法)ラインは下向きかつシグナルラインを下抜けており、弱気を示唆している。加えて、英ポンド高トレンドの反転を示唆する小型のダブルトップが発生しており、テクニカル面のシグナルは強弱入り混じる。英国の雇用統計は底堅さを示したものの、金融市場はユーロ圏に次ぐ英国での利上げを織り込んでおり、一段の利上げ織り込み進展に伴う英ポンド高は見込みづらい。一方、米国では約2回の利下げが織り込まれており、5月FOMCを控えて利下げ織り込み剥落に伴う米ドル高の可能性もあることから、英ポンド安を見込む。心理的節目であり、レジスタンスとなってきた1.20でサポートされるかに注目。1.20を下抜けた場合、1.18285までの下落(英ポンド安米ドル高)が視野に入る。

英ポンド/米ドル(GBP/USD)日足チャート

Graphical user interface, chart  Description automatically generated with medium confidence

資料:Trading Viewより作成

ユーロ/英ポンド:ユーロ安英ポンド高

ユーロ安英ポンド高を示唆する下向きの三角形(ディセンディングトライアングルパターン)パターン内での推移が続いている。パターンの上限、レジスタンス近辺で推移しており、パターンの下限、サポートラインである0.87548に向けて英ポンド高の進展を見込む。下向きの三角形のサポートラインを明確に下抜けた場合、英ポンド高トレンドが鮮明となり、三角形のレンジ幅から0.853が視野に入る。

ユーロ/英ポンドの日足チャート

Graphical user interface, chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

英ポンド/日本円:英ポンド高円安

6か月以上続いてきた中立を示す対称三角形(シンメトリカルトライアングル)を上方ブレイク、英ポンド高の進展を示唆しており、昨年の高値である172.129が視野に入る。

英ポンド/日本円の日足チャート

Chart  Description automatically generated

資料:Trading View

トレードに役立つメール配信サービス

DailyFXからタイムリーで国内外のマーケット情報を受け取ることができます。

登録する

--- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。