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パウエル議長証言後のドル相場見通し:対ユーロ、対英ポンド、対円

パウエル議長証言後のドル相場見通し:対ユーロ、対英ポンド、対円

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このページの内容

※2023年3月8日15時44分更新

対ユーロ・英ポンド・円でのドル相場見通し

トレンドトレーディングの基礎
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推薦者: Manish Jaradi
トレンドトレーディングの基礎
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米国が景気と金融政策の面で他国よりも優位であることから、ドルはいくつかの主要通貨に対してさらに上昇しそうである。ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は半期に一度の議会証言で、政策金利のピーク(利上げの最終到達点)が予想していたより高水準になる可能性が高く、FRBは必要に応じて利上げペースを加速する用意があると述べ、タカ派姿勢を強めた。

その結果、3月21、22日開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で50ベーシスポイント(bp)の引き上げが実施される確率が高まり、米金利先物市場では、パウエル議長証言前には9月に5.48%と織り込まれていた政策金利のピーク予想は、証言後には5.63%に上昇した。現在のFRBの政策金利である4.50-4.75%から100 bp近く高い水準である。1月末時点のピーク予想は5%だった。

ユーロ/ドル 日足チャート

資料:TradingView

一方、欧州中央銀行(ECB)を除く他の中央銀行は、タカ派的な姿勢を弱めているように見える。市場では、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のオフィシャル・キャッシュレート(政策金利)は現在の3.60%から8月までに4.03%に、カナダ銀行(BOC、中央銀行)の政策金利は現在の4.5%から7月までに4.74%に、イングランド銀行(BOE、中央銀行)の政策金利は現在の4%から9月には4.87%に上昇すると織り込まれており、日銀は9月までにわずか1回の利上げ実施が予想されている。しかし市場は、ECBの政策金利は現在の2.5%から2024年初頭までに4.24%に大幅上昇すると見ている。

さらに、米国のエコノミック・サプライズ指数が10カ月ぶりの高水準にあることからも分かるように、2月初旬以降、米景気は予想外な好調ぶりを見せており、景気見通しの観点からドルは他通貨よりも優位に立っている。これに対し、他国のここ数週間の経済指標は予想を下回る、あるいは景気が回復し始めたばかりであることを示しており(英国)、景気回復ペースは米国に遅れを取っている。例外は日本で、エコノミック・サプライズ指数は2021年半ば以来の高水準にある。

ユーロ/ドル 240分足チャート

資料:TradingView

ユーロ/ドル - 重要なサポートに接近

7日の大幅下落にもかかわらず、ユーロ/ドルは、1月安値1.0480と89日移動平均線が重なる重要な収束サポートを上回る水準を維持している。このサポートは極めて肝要であり、これを下回ると、昨年9月以降続いている高値圏での高値・安値の切り上げパターンが終了し、まずは200日移動平均線(現在1.0325)に向けて下降する展開が予想される。その後のサポートは、昨年11月下旬の安値1.0221となる。一方、上昇局面では、当面の下落圧力を後退させるには1.0650-1.0700の厳しいレジスタンスを突破する必要がある。

英ポンド/ドル 日足チャート

資料:TradingView

英ポンド/ドル - ダブルトップ発生のリスク

英ポンド/ドルは、1月初旬の安値、89日移動平均線、200日移動平均線を含む、1.1840付近の重要な収束サポートを下回りそうな脆弱な状態に見える。前回の記事で指摘したように、このサポートの下方ブレイクが確認されると、小型のダブルトップ(昨年12月と1月の高値で形成)が発生し、1.1250に向けて下降する可能性が開かれる。また、昨年9月から続く上昇トレンドが終了する公算が大きい。当面の弱気なモメンタムが低下し始めるためには、240分足チャートで、少なくとも89期間移動平均線を突破する必要がある。

英ポンド/ドル 240分足チャート

資料:TradingView

ドル/円 - 手強いレジスタンス手前で足踏み

ドル/円は、昨年12月の高値138.20付近の200日移動平均線(137.50付近)にある手強いレジスタンスを前に足踏み状態となっている。日足チャートの14日RSI(相対力指数)を見ると、モメンタムは上昇しているものの、ここ数日は横ばいとなっており、上昇の勢いが鈍化している兆候かもしれない。しかし、ドル/円が当面のサポートである3月1日の安値135.25を割り込まない限り、短期的な上昇圧力が弱まることはなさそうだ。137.50-138.20を決定的に上抜ければ、昨年11月下旬の高値142.25に向けて上昇する可能性がある。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

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