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米国株見通し:更なる高みへ

米国株見通し:更なる高みへ

Tetsuya Kimata, ストラテジスト

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このページの内容

※2023年5月8日9時20分更新。

S&P500、NYダウ、NASDAQ、NASDAQ100、金融政策決定会合、金融不安、米株―トーキングポイント

  • 米国株を取り巻くファンダメンタルズは良好
  • テクニカル面も米国株上昇を示唆
  • S&P、NYダウ、ナスダック総合指数、ナスダック100の上昇を見込む

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金融不安は懸念も米国株の一段の上昇を見込む

日米欧の中央銀行(日本銀行、FRB、ECB)による金融政策決定会合が終わり、日銀は現状維持、FRB(米国)・ECB(ユーロ圏)は利上げ実施も、FRBは利上げ停止、ECBは利上げ継続が示唆された。FRBの利上げ停止が視野に入り、金融政策に対する不透明感が後退していることは米国株にとってプラスであろう。

米国第一四半期の企業決算はこれまで概ね良好な内容が発表されているものの、米国地銀を中心とした金融不安が高まっている。大幅な預金流出が明らかになっていた米ファーストリパブリック銀行は、JPモルガンによる迅速な買収が決定されている。今後も注視が必要であるものの、経営破綻したシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行、ファーストリパブリック銀行3行の破綻処理は完了しており、当局や大手行による迅速な対応が取られている。

8日に米国雇用統計が発表され、米国労働市場・経済が底堅く推移していることが示された。

米国雇用統計(8日発表)

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資料:DailyFX.com 経済指標カレンダー

また、アトランタ連銀が公表しているGDPナウでも第一四半期以降も米国景気が底堅く推移していることを示唆しており、金融不安に対する注視が必要であるものの、米国株を取り巻く環境は概ね良好であるが、テクニカル分析を踏まえた米国株の今後の見通しは?

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資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

S&P500

週足チャートを確認すると、下落トレンドの反転を示唆するダブルボトムが形成されている。また、昨年10月以降の上昇トレンドでは、連続した高値と安値が切り上がっており、上昇圧力が強いことを示唆している。加えて、9、20、50、200期間移動平均線が上向きかつ、上から順に並ぶ強気の「パーフェクトオーダー」が成立している。

S&P500週足チャート

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資料:Trading View

日足チャートを確認すると、75日指数移動平均線が200日指数移動平均線を上抜ける「ゴールデンクロス」が成立しており、週足チャート同様、一段の上昇を示唆している。また、上昇を示唆するアセンディングトライアングルパターンを形成している。パターンのレジスタンスである4,195.44を上抜けると上昇トレンドが鮮明となり、昨年8月の高値4,325.88が視野に入る。一方、金融不安や米国債務上限問題に対する懸念が高まった際は、水平サポートラインであり200日指数移動平均線が位置する4,025へ下落する可能性がある。

S&P500日足チャート

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資料:Trading View

NYダウ

週足チャートでは、下落トレンドの反転を示唆するダブルボトムパターンを形成している。また、9、20、50、200期間移動平均線が上向きかつ、上から順に並ぶ強気の「パーフェクトオーダー」が成立している。

NYダウ週足チャート

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資料:Trading View

日足チャートを確認すると、上昇パターンを示唆するアセンディングトライアングルパターンを形成している。34,331.47にあるレジスタンスを明確に上抜け、すぐ上にある昨年来の強固な水平レジスタンスである34,721.28を上抜けた場合、上昇トレンドが一段と鮮明になり、昨年4月の高値35,492.2が視野に入ろう。一方、金融不安や米国債務上限問題に対する懸念が高まった際等には、水平サポートラインである32,580へ下落する可能性がある。

NYダウ日足チャート

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資料:Trading View

ナスダック100

週足チャートでは、下落トレンドの反転を示唆するダブルボトムパターンを形成している。また、9、20、50、200期間移動平均線が上向きかつ、上から順に並ぶ強気の「パーフェクトオーダー」が成立している。

ナスダック100週足チャート

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資料:Trading View

日足チャートを確認すると、75日指数移動平均線が200日指数移動平均線を上抜ける「ゴールデンクロス」が成立しており、週足チャート同様、一段の上昇を示唆しており、昨年8月の高値である13,720.91が視野に入ろう。一方、金融不安や米国債務上限問題に対する懸念が高まった際等は、直近の安値かつ水平サポートラインである12,724.24へ下落する可能性がある。

ナスダック100日足チャート

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資料:Trading View

ナスダック総合指数

週足チャートを確認すると、9期間指数移動平均線が20、50、200期間指数移動平均線を下から上抜ける強気の「ゴールデンクロス」が成立している。

ナスダック総合指数 週足チャート

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資料:Trading View

日足チャートを確認すると、75日移動平均線が200日移動平均線を上抜ける強気の「ゴールデンクロス」が成立している。また、上昇パターンを示唆するアセンディングトライアングルパターンを形成している。12,269にあるレジスタンスを明確に上抜けた場合、一段と上昇することを示唆しており、昨年8月の高値である13,181が視野に入る。金融不安や米国債務上限問題に対する懸念が高まった際等は、心理的節目であり水平サポートラインである11,700へ下落する可能性がある。

ナスダック総合指数日足チャート

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資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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