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2023年第2四半期 - 米ドル相場の今後の見通し:テクニカル分析

2023年第2四半期 - 米ドル相場の今後の見通し:テクニカル分析

ディエゴ・コルマン, ストラテジスト

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テクニカル分析による米ドル(為替)の見通し:下落を予測

DXYを見ると、米ドルは今年1月~3月、激しい値動きとなった。2月上旬には指数が101.00を割り込んで約10ヶ月ぶりの安値をつけたが、その後急速に回復して2022年11月以来の高値に達し、一息ついたが、それも束の間のことだった。マーケットでは強気派と弱気派の激しい綱引きが続いたが、最終的には弱気派が優勢となった。

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複数のレジスタンスラインが米ドルの上昇を抑えた

2月~3月の上昇の勢いは、トレーダーの心理を加味する形で106.00台に引かれたレジスタンスラインのほんの少し下に出現した複数のレジスタンスラインが集まっているゾーンで失速した。この領域では、2022年9月から2023年2月までの下落をもとにしたフィボナッチ・リトレースメント38.2%のラインと、過去6ヶ月間の米ドルの下落に合わせて引かれた中期的な下降トレンドラインが交差している。

DXYはレジスタンスラインが引かれた106.00に到達できないまま、上昇の勢いが現れた時と同様、急激に下落に転じ、マーケットでは売りが優勢となった。そして、3月下旬には売り圧力が強くなり、指数は、2021年1月から2022年9月の水準をもとにフィボナッチ・リトレースメントで引かれたラインに対応する形で、102.00付近に引かれた重要なサポートラインにまで下落した。

米ドルに差し迫る更なる下落

本稿執筆時点では、DXYは引き続き102.00台を上回る水準で推移しているが、これもすぐにブレイクされてさらに下落するものと思われる。このシナリオが実現した場合、トレーダーたちは2月の安値である100.82を目標にして売りに出る可能性がある。そして、その先の目安は、前述の2021年から2022年までの値動きをもとにしたフィボナッチ・リトレースメント68.2%のラインが示す99.00となるだろう。さらに下落した場合は、97.60や94.70にサポートラインがある。

現時点では、米ドルを取り巻くセンチメントはネガティブな感情が高まっているため、可能性は低いものの、万が一DXYが強気に転じた場合、104.00~104.65に引かれたレジスタンスラインをブレイクアウトして初めて、中期的な調整局面が完全に終息したと判断できる。この104.00から104.65を上抜けた場合は上昇の勢いが増し、106.17や107.85にまで上昇する可能性が出てくる。

チャート 2:米ドル指数(DXY) – 週足チャート

TradingViewでチャート作成:ディエゴ・コルマン

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