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今週の見通し:S&P 500、ナスダック100

今週の見通し:S&P 500、ナスダック100

ニック・コーリー, シニアストラテジスト

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このページの内容

S&P 500、ナスダック100 – 指数、チャート、分析

  • 景気後退への警戒感は今のところ和らいでいる
  • ナスダック100は、トレンドレジスタンスライン近辺で失速
  • S&P 500は2カ月ぶりの高値で足踏み
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推薦者: ニック・コーリー
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最新の7月米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大幅に上回る増加となり、米国株買いにブレーキがかかった。7月のNFPは前月比52万8000人増と、コンセンサス予想(25万人増加)の2倍を超える増加となった。失業率は2020年2月以来の低水準となる3.5%と、前月(3.5%)、予想(3.5%)ともに下回った。

先週5日発表の米雇用統計は、インフレ抑制のため積極的な金融引き締め政策を堅持する米連邦準備制度理事会(FRB)が、利上げペースを減速させるという考えを一掃した。米国の堅調な労働需要が示された今回の米雇用統計からは、景気減速を理由にFRBが金融政策の舵取りを変更するだろうという最近の市場の見方が正しいと裏付けることはできなかった。この発表により、FRBはよりスピーディーに、またより積極的に利上げを実施することができるようになるだろうが、雇用統計は経済指標の一つに過ぎない。米国の債券市場を見ると、2年国債と10年国債の利回り格差は現在、約40ベーシスポイントまで拡大し、逆イールドが進行している。これは、FRBは全て大丈夫という漠然とした言い方をしているが、米国の景気後退を引き続き示唆している。今後もこれまで通り、経済指標の発表が鍵を握るが、FRB高官の発言にも注意深く耳を傾ける必要がある。

今週は、10日のインフレ率発表に注目が集まり、コア・インフレ率が前月比で再び上昇すると予想されている。しかし、もしインフレ率が低下していたら、米国経済が「ソフトランディング」すると示唆する可能性があり、つまりFRBにとってはゴルディロックス(景気が過熱も失速もせず、緩やかな経済成長が続く程よい状態のこと)な瞬間となるかもしれない。

市場を動かす経済指標およびイベントについては、DailyFX経済指標カレンダーをご参照ください。

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ナスダック100指数は、最近の上昇局面で2021年12月下旬の高値から形成されるトレンドレジスタンスラインを試したが、突破には至らなかった。ハイテク株の比率が大きい同指数は、6月16日の安値から20%以上上昇しており、このところは特に急ピッチで上昇している。この6週間の「押し目買い」心理はひとまず後退し、間もなく、2021年末以降、トレーダーに大きな利益をもたらしている「上昇相場で売る」モードに切り替わるかもしれない。

ナスダック100 日足チャート - 2022年8月5日

ndx chart

資料:TradingView

S&P 500種株価指数の上昇局面も、先週2カ月ぶりの高値を付けた後、足踏み状態となっている。ここ6-8週間、高値での上値切り下げを繰り返しており、売り圧力は継続するだろうが、指数の下げ幅はハイテク株の多いナスダック指数よりも限定的となりそうだ。

S&P 500日足チャート - 2022年8月5日

sp500 chart

資料:TradingView

IGクライアントセンチメント(IGCS)によると、個人トレーダーの37.63%がネットロングしており、ショートとロングの比率は1.66対1となっている。ネットロングのトレーダー数は昨日より3.09%多く、先週より0.15%少ない。一方、ネットショートのトレーダー数は昨日比0.77%増、先週比17.15%の増加となっている。

当社は通常、群集心理の反対を行く、逆張り手法を採用しているが、トレーダーがネットショートしているということは、S&P 500種指数の上昇が続く可能性を示唆している。ネットショートのポジションは昨日よりも減っているものの、先週よりも増えている。現在のセンチメントと最近の持ち高の変動を鑑みると、S&P 500種指数の取引バイアスはさらに混合していると考えられる。

S&P500 弱気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 1% -1% 0%
週次 15% -13% -1%
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