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日本株見通し:日本銀行の戦い始まる

日本株見通し:日本銀行の戦い始まる

Tetsuya Kimata, ストラテジスト

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このページの内容

※2023年4月24日9時20分更新。

日本株、日銀、FOMC、欧州株―トーキングポイント

  • 日銀金融政策決定会合は現状維持もデフレの四半世紀の検証を指示?
  • FOMCに向けて米金利上昇、ドル高円安が進展?
  • 欧州株はゴールデンクロスが成立、日本株をサポート
  • 日経平均株価先物は29,000円、そして30,000円台も視野
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デフレの四半世紀を検証?

21日に日本の全国インフレ率が公表された。コアインフレでは鈍化が見られなかったものの、ヘッドラインインフレでは小幅鈍化が確認された(コアコアインフレ率(食料品・エネルギー除くインフレ率)は3.8%に加速)。今週27、28日には植田日銀総裁のもとでの初の金融政策決定会合が開催。日本銀行が四半世紀の金融緩和を点検・検証を実施する方向で調整に入ったと産経新聞の電子版が報じた。当記事の中で、日本経済や金融政策の変遷を記録として残す意味合いが強く、政策変更を伴う可能性は低い旨についても述べられれている。

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資料:DailyFX.com 経済指標カレンダー

日本国債市場の流動性等、現行の金融政策の副作用が懸念される中、金融緩和の持続性を高めるために早期に日銀が金融政策修正を実施してくる可能性は高いと考える。しかしながら、21日公表のヘッドラインインフレ率は鈍化を示している。また、日本国債の流動性を示す指数は昨年の10月来の水準まで国債の流動性が改善しており、流動性の観点から早期に日銀が金融政策を修正する必要性は低下している。

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資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

また、金融不安に対する警戒感も燻っており、4月27、28日の会合にて金融政策修正を実施する可能性は低いと予想する。ただし、日銀が金融緩和の点検・検証の実施を表明し、為替/FX市場では円の変動要因となる可能性はある。しかしながら、米国では5月3日のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向けて、年末までの利下げ織り込み剥落に伴い米国金利が上昇、米ドル高(円安)要因となる可能性がある(「米ドル見通し(DXY、対円、対ユーロ):利下げ派が失墜するとき」参照)が日本株の今後の見通しは?欧州株からのサポートも期待?

日経平均株価先物テクニカル分析:30,000円も視野

日本株見通し:米国株からの援護射撃!?」にて米株でゴールデンクロス(強気のシグナル)が成立しており、日本株の追い風になる可能性について言及した。欧州株(ユーロ・ストックス50指数)においてもゴールデンクロスが成立している。

ユーロ・ストックス50指数日足チャート

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資料:Trading View

日本株(日経平均株価)は米国株同様、欧州株とも連動して動いてきた。欧州株の上昇が海外投資家のリスクセンチメント改善を促し、欧州株同様に同じリスク資産の日本株に対しても強気に転じる、といった可能性が考えられる。欧州株のゴールデンクロスが示唆しているように欧州株が上昇すれば、日本株の一段の上昇要因となろう。

日経平均株価とユーロ・ストックス50指数

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資料:Trading View

日経平均株価先物の週足チャートを確認すると、強気のシグナルである三役好転が成立している。

日経平均株価先物週足チャート

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資料:Trading View

4時間足チャートは、9、20,50,200期間移動平均線は上向き、かつ上から順に並ぶ強気の「パーフェクトオーダー」が成立しており、日経平均株価先物の上昇トレンドを示唆している。欧州等の海外株の上昇もサポートとなり、一段の日本株の上昇を見込む。日経平均株価先物は2022年来の29,000円台、そして30,000円台が視野に入る。

日経平均株価先物4時間足チャート

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資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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