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金相場見通し:FRB高官らの発言と米NFPに注目、米株式相場の動きが手がかりに

金相場見通し:FRB高官らの発言と米NFPに注目、米株式相場の動きが手がかりに

このページの内容

金、金/ドル、ドル、S&P 500、利上げ観測、米NFP、テクニカル分析見通し - トーキングポイント

  • FRB高官が再びタカ派的な発言をし、金相場を含む金融市場に慎重ムードが広がった
  • 金相場は、米利上げ観測で左右する米株式相場の動きに連動して推移
  • 金/ドルは、かつて長く支持線だったが抵抗線に転換した水準と50日SMA付近で足踏み
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5日のニューヨーク金先物相場は前日比0.5%下落し、4営業ぶりに反落した。先週は2020年4月以来の安値を付けた後、6%近く上昇したが、その上昇を止めた格好だ。このところの市場心理の回復により、投資家は安全資産であるドルを手放して株式へ資金を投入しており、米国債利回りが低下したことも、利子のつかない金資産には新たな追い風となっている。

しかし、5日はこうした流れにブレーキがかかった。米国株式指数は、日中は買い優勢となる場面もあったが、下落して取引を終えた。米国株の指標となるS&P 500種株価指数は前日比0.2%安、ナスダック100指数は同0.08%安で引けた。もし、エネルギーセクターを押し上げた原油価格の上昇がなかったら、株価はもっと大きく下げていただろう。世界産業分類基準(GICS)で分類された S&P 500種指数のエネルギーセクターは前日比2.08%上昇した。同指数を構成する全11セクターのうち8セクターがマイナス圏で取引を終了した。

今のところ、金先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測に大きく左右されている米国株式指数と健全な相関関係を保っている。とはいえ、金先物のトレーダーは、先月、筆者が提案したように、S&P 500種指数からヒントを得た方がいいかもしれない。中国以外のアジア太平洋地域の株式は、5日の米国市場の弱気トレンドに逆らっている。そのため、金相場は小幅に上昇し、1,720のすぐ上の水準で取引されている。

米株式市場にはあまり上昇の勢いが残っていないかもしれない。サンフランシスコ地区連銀のメアリー・デイリー総裁はブルームバーグTVのインタビューで、FRBは金利政策を変更するかと聞かれると、インフレ抑制に向け「断固として利上げを継続する」と述べた。伝統的にハト派メンバーの一人であるデイリー総裁の発言は、金融緩和のシグナルに飛びついているように見えるトレーダーへの厳しい警告となっている。

しかし、フェデラルファンド(FF)金利先物市場の動きからは、金利トレーダーが、早ければ来年5月にも米金融政策が転換されると見ていることがうかがえる。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)金利は政策転換をさらに織り込んでおり、来年3月までに利下げを実施する可能性もわずかにあると見込んでいる。明日7日(日本時間午後9時半)に発表される米国の非農業部門雇用者数(NFP)が、米金利政策に対するこれらの予想を大きく左右する可能性があり、6日にはクリーブランド地区連銀のメスター総裁、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁の両高官が連銀主催のイベントなどで発言する予定である。とはいえ、金先物相場を含む金融市場にとって、今週は不安定な動きとなる可能性がある。

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金先物 テクニカル分析見通し

金先物相場は、50日単純移動平均(SMA)と、2021年4月を始点とするサポートからレジスタンスに転換した水準で足踏み状態にある。下降局面では、9月安値を試す前に、1,680付近がサポートとなりそうである。一方、上昇局面では、8月高値1,807が焦点となる。オシレーター系テクニカル指標であるMACD(マックディー)では、MACD線とシグナル線がゼロライン(センターライン)に向かって上昇しており、ポジティブなモメンタムを示唆している。

金/ドル 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com アナリスト トーマス・ウェストウォーター著

ウェストウォーター氏に連絡するには、Twitter で @FxWestwater までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。