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金価格見通し:市場は金融緩和期待も、FRBは慎重か

金価格見通し:市場は金融緩和期待も、FRBは慎重か

金価格のファンダメンタルズ分析見通し - 弱気

  • 27日のニューヨーク金先物相場は続落、上昇の勢いに陰り?
  • 今週のFRBによる金利政策決定が焦点、市場の期待通りとなるか?
  • 金/ドルの方向性は警戒感から下向きに見える
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昨年10月以降の金先物相場の上昇は、基本的なファンダメンタルズの状況を考慮すると、見事としか言いようがない。しかし、先週の金相場は失速した。金/ドルは今月これまでのところ、約5.7%上昇しているが、過去2週間は上げが一服している。それでも、金/ドルは週ベースでは6週連続で上昇している。これは2020年夏以来、最長の続伸記録である。

これらを念頭に置きつつ、最近の減速ぶりを考えると、金相場の上昇はやや行き過ぎで、今週は相場が反転する可能性があるのだろうか。市場の注目は、2月1日午後7時(グリニッジ標準時)に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利決定だ。FRBは昨年12月に政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げたが、経済指標からは米インフレ率の鈍化が続いていることがうかがえ、次回2月の米連邦準備制度理事会(FOMC)会合では25bpの利上げになるとの見方が大勢を占めている。市場予想通りとなれば、銀行の貸出基準金利は4.5-4.75%となる。

ここで気になるのが、市場は先走りしていないか、という点だ。もしそうなら、金相場にとって問題となりかねない。今月初めから、トレーダーは2年先を見据えた利下げを2回近く追加している(下図参照)。これは、すでに織り込まれている今年後半の利下げにさらに追加されたもので、結果的に金融情勢は緩和されて株高、ドルの大幅安につながっている。米長期債の利回りも若干低下している。

ドル安と米国債利回りの低下は、金相場にとっては非常に好ましい環境と言える。金の投資報酬は値上がり益のみで、元々付随する利回りはないため、利回り益は存在しない。そのため、(トレーダーがFRBの利下げを予想するように)キャッシュによる利回りが低下すると、金相場はその恩恵を受ける傾向があり、逆もまた然りである。

金融緩和の状態は短期的に期待インフレを高めるだろうか? 2007年以降のブレーク・イーブン・インフレ率を見ても、この点については結論が出ていないようだ。とはいえ、インフレ率が目標値をはるかに上回っていれば、FRBは金融緩和の実施に懸念を抱くようになるかもしれない。そうなれば、FRBは目先、金利引き締め策を継続するかもしれず、今週の金相場は下落リスクが高まる可能性がある。

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FRB利上げに関する市場見通し - 現在と昨年12月末の比較

--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

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