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豪中銀の動きが注目される中、堅調な雇用統計受け、豪ドルは上昇。豪ドル/米ドルの上昇は続くのか?

豪中銀の動きが注目される中、堅調な雇用統計受け、豪ドルは上昇。豪ドル/米ドルの上昇は続くのか?

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豪ドル、豪ドル/米ドル、豪中銀、NZドル/米ドル、NZ中銀、FRB - トーキングポイント

  • 堅調な豪雇用統計を受け、豪ドルは上昇
  • 豪中銀による来月の0.50%の利上げに向け、かすかに豪ドル高の風向きに
  • 米ドルの動きが引き続き市場に影響を与える。豪ドル/米ドルの行方は?
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14日にオーストラリアの雇用統計が発表されると、豪ドルは、直後は下落で反応したが、上昇に転じ、その後、上げ幅を拡大した。豪雇用統計が堅調だったことから、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が10月開催の次回理事会で50ベーシスポイント(bp)の利上げを実施する確率はわずかに上昇した。

8月の失業率は3.5%と、予想および前月の3.4%から上昇した。

8月の雇用者数は前月比3万3500人増加と、予想(同3万5000人増加)とほぼ一致した。フルタイム雇用者数は同5万8800人増加し、パートタイム雇用者数は同2万5300人減少した。

労働参加率は66.6%と予想通りだったが、前月の66.4%を上回った。

雇用統計発表直後の異様な値動きは、ブルームバーグによる統計の報道が誤報だったことが原因だった。この日、報道局の誰かが大変な目に遭うかもしれない。最初の速報では、失業率は3.5%と合っていたが、雇用者数の増加はなしという誤報が伝えられた。

正しい数値が明らかになると、先物市場では10月にRBAが34bp利上げするとの見方が織り込まれた。その後、35bpまで上昇した。

資料:TradingView

その他の地域では、ニュージーランドの第2四半期(4-6月)における国内総生産(GDP)が前期比1.7%増加となり、予想の1.0%増および前期の0.2%増を大幅に上回った。

前年同期比では0.4%増だった。予想は0.0%、前年同期は1.2%増だった。労働市場の底堅さを示した今回の結果は、10月5日に開催されるニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)の次回理事会での50bpの利上げ実施を支持するものと思われる。

市場では、13日に発表された米消費者物価指数(CPI)の副次的な影響が続いている。米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の会合でどの程度タカ派的な姿勢を示すのかを、市場は見極めようとしており、豪ドルやニュージーランドドルなど、資源需要や経済成長に敏感な通貨はボラティリティリスクにさらされる可能性がある。

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豪ドル/米ドル テクニカル分析

豪ドル/米ドルは週明け、下降トレンドラインを試したが、突破できず、現在0.6840近辺で推移している。同ラインは引き続きレジスタンスとして機能する可能性がある。

13日の米CPIの発表をきっかけに豪ドルは下落に転じ、0.6771、0.6841、0.6859の3つのブレイクポイントを割り込んだ。これらの水準は、レジスタンスになり得ると見ている。

この下落に転じた動きにより、陰の包み足(抱き線)パターンが示現したと同時に、価格は短期、中期、長期の単純移動平均線(SMA)をすべて下回り、この時、すべてのSMAが右肩下がり(負の勾配)となっていた。これは、弱気のモメンタムの台頭を示唆している可能性がある。

13日の安値0.6705は、それまでの安値0.6699と0.6681を上回った。3つの安値は、いずれも0.6670のブレイクポイントの上に位置している。そのため、0.6670-0.6705のエリアがサポートゾーンとなりそうである。

このゾーンを割り込んだ場合は、弱気のモメンタムが確認されることになるだろう。

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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