メイン コンテンツへスキップ
無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
S&P 500とナスダック100のテクニカル分析見通し:上昇トレンドは終わった?

S&P 500とナスダック100のテクニカル分析見通し:上昇トレンドは終わった?

共有する:

※2023年2月22日17時52分更新

S&P 500、ナスダック 100 - 見通し

  • 21日の重要なサポートを下回る下落は、米国株の強気な見通しを幾分鈍らせた
  • しかし日足チャートでは、まだ上昇トレンドは反転していない
  • S&P 500とナスダック100の見通しとは?
成功するトレーダーの特長
成功するトレーダーの特長
推薦者: Manish Jaradi
成功するトレーダーの特長
ガイドを入手

21日の重要なサポートを下回るS&P 500種株価指数の下落は、米国株の強気な見通しをいくらか損なわせた。しかし、日足チャートではまだ上昇トレンドは反転していない。

今月初めから予想外に強い内容の米経済指標が続いており、米連邦準備制度理事会(FRB)は2月初めまで示唆されていたほどハト派的ではないのではとの見方が強まっている。FRBの金利に対する市場予想が大きく上昇したことと、ここ数日、相次いだFRB当局者によるタカ派発言を背景に、市場では「(高水準な金利は)長く続く」という見方が増えている。

市場で注目されているのは、きょう22日(日本時間22時30分)に公表される1月31日から2月1日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨だろう。パウエルFRB議長が今月初めに積極的なタカ派姿勢を示さなかったと市場は判断していたこともあり、FOMCがどの程度の利上げを検討しているかについて何らかの手がかりを得られるのではと期待する声が聞かれる。さらに、米決算シーズンが終わりに近づくと、市場の関心は金利と米経済の成長見通しに戻ってくるようだ。先行指標は穏やかな景気後退を示しているが、さらなる金利上昇の見通しが立てば、米景気ハードランディングの懸念が再燃する恐れがある。

S&P 500日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Metastock

日足チャートでは、S&P 500種指数が2022年末からの水平トレンドライン(4,100付近)を下回ったことで、上昇の勢いがやや弱まったことが確認された。しかし、トレンド/モメンタム指標に基づき色分けされたローソク足チャートは、21日の下落にもかかわらず、強気が継続していることを示している。

S&P 500日足チャート

資料:TradingView

S&P 500種指数を構成する銘柄のうち65%がそれぞれの100日移動平均線(DMA)を上回り、60%がそれぞれの200日移動平均線を上回っており、マーケット・ブレドス指標は引き続き強気を示している。日足チャートでは、60%近くの銘柄のMACD(移動平均収束拡散手法、通称マックディー)がプラス圏にあり、これも上昇トレンドを反映している。

ナスダック100 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Metastock

S&P 500種指数は現在、日足チャートの200日移動平均線と一目均衡表の雲の下端という、かなり強力なサポートエリアに接近している。昨年12月の下落は雲のサポート近辺で失速した。昨年12月の安値3,765が重要なサポートになる。これを割り込むと、昨年10月以降続いてきた高値圏での上値・下値の切り上げパターンが崩れる。これにより、4カ月にわたる上昇の勢いが弱まったことが確認され、3,500-4,200の広いレンジが視野に入ることになる。

ナスダック100 日足チャート

資料:TradingView

ナスダック 100指数も同様に、色分けされたローソク足チャートが示すように、強気が継続している。それでも、先週の安値を割り込んだことで、上値の重さが目立つ。指数は現在、200日移動平均線と200週移動平均線(WMA)を含む11,600-11,900の重要な底値圏を試す展開となっている。日足チャートで見ると、その下には一目均衡表の雲の下端がサポートとして控えている。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。