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S&P 500とナスダック100のテクニカル分析見通し:FOMC後も強気な見通しを維持

S&P 500とナスダック100のテクニカル分析見通し:FOMC後も強気な見通しを維持

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米国株の推移:S&P 500、ナスダック100のテクニカル分析(チャート分析)

  • 米国株のテクニカル指標は引き続き、上向きを示している
  • S&P 500種指数とナスダック100指数は、それぞれ昨年8月高値に向けて上昇しそうだ
  • 注目すべき重要な水準とは?
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推薦者: Manish Jaradi
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1日の米国株式指数は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利決定を受けて上昇し、先週末の週間予測で強調した強気な見通しをさらに裏付けるものとなった。

FRBは、大方の予想通り、政策金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き上げ4.5-4.75%とし、今後も金利を「継続的に引き上げる」ことが適切だとの見解を示した。しかし同時にFRBは、インフレが緩和されていることも認めた。パウエルFRB議長は記者団に対し、「ディスインフレのプロセスが始まったと初めて言うことができる」と述べ、現在の利上げサイクルが終わりに近づいているとの期待感を高めた。先物市場は今年の利下げを引き続き、織り込んでおり、フェデラルファンド(FF)金利は12月末までに4.50%を下回ると市場は見ている。

S&P 500種指数のテクニカル分析見通し - 強気

1日の米国株式市場でS&P500種株価指数は、昨年12月初旬の高値4,100の重要なレジスタンスを上回って取引を終え、強気見通しの正確性をさらに高めた。これは、200日移動平均線というもう一つの重要な壁を突破し、日足チャート上で一目均衡表の雲付近にあったかなり強いサポートから反発した後の動きである。

S&P 500 日足チャート

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資料:TradingView

S&P 500種指数はこのところ、上昇の勢いが増しているが、1日の高値を小幅にでも上回れば、指数が重要なベースを形成したとの見方が強まるだろう。きょう2日の欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BOE、中央銀行)の金利決定、3日発表の米雇用統計がさらなる手がかりとなる可能性がある。

決定的な終値(2回、その日の高値で取引を終了する)を付ければ、2022年1月以来となる高値・安値の切り上げパターンが確立される。そうなれば、昨年8月の高値4,325に向けて上昇する可能性が出てくる。また、最近の値動きを踏まえて、2023年第1四半期の見通しを見直す機会にもなるだろう。

ナスダック100 日足チャート

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資料:TradingView

ナスダック100指数のテクニカル分析見通し - 強気

1月のナスダック100指数は、月間上昇率が20年ぶりの高水準となった。1日の米国株式市場で指数は、昨年12月の高値12,166と200日移動平均線を含む強固な収束レジスタンスを上回った。複数の週に基づいた移動平均線を上回ったのは2022年1月以来で、この上昇局面は2022年の下落を受けた自律反発というよりも、より持続的な反発となる確率が高まっている。

しかし、イベントリスクや明日に発表を控える重要な米経済指標を考慮すると、一段高となるのはもう少し先と考えるのが賢明かもしれない。そのような上昇の動きがあれば、2022年末ごろを始点とする水平チャネルからの強気なブレイクのきっかけとなるため、昨年8月の高値13,720に向けて上昇する可能性が高まる。さらに、ナスダック100指数が今週、12,166を上回って引けた場合、200週移動平均線付近でベースが設定されたことを意味するだろう。

S&P 500(SPX)のリアルタイムチャートはこちらからご覧ください。

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。