円、USD/JPY、米ドル、AUD/JPY、豪ドル - トーキングポイント
- 米ドルは対円での新高値を見据えており、円安ドル高の勢いが継続すれば更新の可能性がある
- 対円での豪ドル上昇の勢いは、テクニカル指標面で豪ドル高後押しの可能性も
- 円安トレンド再開か、円安ドル高は進行していくのか?
テクニカル分析入門
テクニカル分析について
推薦者: Daniel McCarthy
米ドル/円
米ドル/円は上昇トレンドを形成する流れの中にあり、6月末に更新した24年ぶりの高値を試す準備が整っているように見受けられる。高値圏での高値と安値の更新が続いている。
米ドルは円に対して10日単純移動平均線(SMA)を再び上回って推移しており、ドル高の勢いが継続する可能性がある。
強気の三角移動平均線(TMA)を形成するには、価格が短期SMAを上回っている状態で、なおかつ短期SMAが中期のSMAを、中期SMAが長期のSMAを上回っている状態でなければならない。また、すべてのSMAは正の勾配でなければならない。
10日、21日、55日、100日、260日のSMAのうち、いずれか3つのSMAが上記の条件に見合えば、TMAの基準は満たされる。
直近の安値である134.75と134.27、あるいはさらに下押しされれば、2つのブレイクポイントがある131.25-131.35のサポートゾーンが下値サポートとして意識されそうである。
また、現在133.20付近に位置する上昇トレンドラインもサポートとなる可能性があり、この付近もブレイクポイントの一つである。現在131.86に位置する、トレンドラインと平行して推移する55日SMAもサポートとなりそうである。
直近高値の137.00が上値レジスタンスとなる可能性がある。




資料:TradingView
豪ドル/円
5月末にペナント(フォーメーション)の上辺をブレイクした後、豪ドルは円に対して92.00を下回る水準から7年ぶりの高値となる96.88まで上昇した。
ペナントの2回目のブレイクアウトが発生する可能性があり、93.50を上回る終値となれば強気な展開となるかもしれない。またこれは、10日、21日、34日の単純移動平均線(SMA)の上に位置することになり、強気のモメンタムが展開されていることを示唆する可能性がある。
直近の高値である93.99、94.32、94.72、95.32、96.88が上値抵抗線として意識される可能性がある。
下降局面では、直近の安値91.42や、現在、91.85の位置にある上昇トレンドラインがサポートとなるかもしれない。

資料:TradingView



--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著
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