メイン コンテンツへスキップ
無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
FXのペナントとは?使い方から類似のパターンとの違い、有効な手法までプロが解説

FXのペナントとは?使い方から類似のパターンとの違い、有効な手法までプロが解説

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

共有する:

広告
このページの内容

※2024年5月30日更新

ペナントはFXのチャートに現れるトレンドの継続(コンティニュエーション)パターンであり、これから起こるマーケットの動きを予測するために多くのトレーダーが使用しています。しかし、「どうすればトレンドの継続を的確に判断できるのか分からない」「他のチャートパターンと見分けるのが難しい」「具体的な取引手法が知りたい」といったお悩みをお持ちの方も多いようです。

そこで本記事では、ペナントの使い方や類似のパターンとの違い、有効な手法などについて解説します。

FXにおけるペナントとは?

「ペナント」とは英語で細長い三角形の旗のことであり、トレンドの継続(コンティニュエーション)を示すチャートパターンです。サポートラインとレジスタンスラインが二等辺三角形になることから、その名が付けられました。

ペナントでは相場が大きく上昇または下落してフラッグポール(旗竿)を形成した後、短い保ち合いの期間があり、エネルギーを蓄積した後にブレイクアウトを見せ、以前と同じ方向への動きを継続します。このパターンは多数のローソク足で構成され、二等辺三角形に似た形になるのが特徴的です。

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

ペナントの見つけ方

ペナントはチャート上に高値を2点以上結んだ下降トレンドライン(レジスタンスライン)と、安値を2点以上結んだ上昇トレンドライン(サポートライン)を引いて見つけます。

加えて、フラッグポールがあるかどうかも確認してください。フラッグポールがない場合はトライアングル(三角持ち合い)となり、ペナントではありません。

また、ペナントは動きの方向により、上昇ペナントまたは下降ペナントの2種類に分けられます。フラッグポールが上向きなら上昇ペナント、下向きであれば下降ペナントとなります。

文字が書かれている  低い精度で自動的に生成された説明

上昇ペナントと下降ペナントについては、以下の章で詳しく解説します。

FXのペナントは2種類!エントリーの方向とタイミングは?

FXのペナントの種類は、基本的に以下の2つに分けられます。

  1. 上昇ペナント
  2. 下降ペナント

形の違いを理解し、エントリーの方向とタイミングを間違えないようにしましょう。

1. 上昇ペナント

上昇ペナントは強い上昇トレンドで発生する、継続(コンティニュエーション)パターンです。ペナントは長い上向きのフラッグポールに続いて保ち合い期間が形成され、その後にブレイクアウトが起きて上昇トレンドが継続します。

グラフ  自動的に生成された説明

ペナントで上方へのブレイクアウトを狙うトレーダーは、新しく生まれた強気のモメンタムを利用して買いエントリーを検討することができます。レジスタンスラインをブレイクアウトした場合、上昇トレンドが続く兆しとなるからです。

または、ペナント内でレジスタンスラインやサポートラインを利用し、逆張りでエントリーをすることも可能。ただし、エントリーと逆方向にブレイクすると大きな損失が発生する可能性があるため、損切りの逆指値注文を入れておくと良いでしょう。

図形  自動的に生成された説明

2. 下降ペナント

下降ペナントは、上昇ペナントの反対のチャートパターンです。上昇ペナントが強い上昇トレンドで現れるのに対し、下降ペナントは強い下降トレンドにおいて発生します。

まず、相場の急落にあたるフラッグポールで始まり、その後下落が一段落します。この段階で二等辺三角形が形成され、その後は下方へブレイクし、下降トレンドが継続します。

グラフ, レーダー チャート  自動的に生成された説明

トレーダーは、ペナントの下方へのブレイクにおいてショートでのエントリーを検討することが可能。サポートラインをブレイクした場合、下降トレンドの継続が期待できるからです。

FXのペナントと類似のパターンの違い

ペナントには似たチャートパターンがあり、取引の方向とタイミングを間違えないためには違いをしっかりと理解することが必要です。

  1. ペナントとフラッグの違い
  2. ペナントとトライアングルの違い
  3. ペナントとウェッジの違い

最初は分かりづらいかもしれませんが、チャートにたくさん線を引いて、どのチャートパターンに当たるかを考えてみましょう。

【関連記事】FXのチャートパターン一覧は、「FX・株で知っておくべき鉄板チャートパターンをプロが解説!初心者でも使える12種類」でご覧いただけます。

1. ペナントとフラッグの違い

ペナントに似たチャートパターンにフラッグがありますが、この2種類のチャートパターンにはさまざまな違いがあります。フラッグとは、トレンドとは逆向きの2本の平行なトレンドラインで構成され、狭い長方形の形状をしているチャートパターンです。

image6.png

これに対し、ペナントは上昇トレンドや下降トレンドの後に形成されますが、特定の方向には傾いておらず、だんだん狭くなる三角形になります。ただし、どちらもトレンドの継続を示すことから、基本的にはトレンド方向へのブレイクアウトでエントリーします。

【関連記事】フラッグについて詳しく知るには、以下の記事がおすすめです。

2. ペナントとトライアングル(三角持ち合い)の違い

ペナントはトライアングル(三角持ち合い、三角保ち合い)に非常によく似ていますが、ペナントとトライアングルには重要な違いがあります。トライアングルはペナントと同じく三角形を形成しますが、トライアングルにはペナントで見られるフラッグポールがありません。

image7.png

また、ペナントが形成する戻しは浅く、通常はフラッグポールの38%未満とされ、深い戻しはペナントではなくトライアングルであることを示します。そして、ペナントは上方または下方へのトレンドの継続を特徴としますが、トライアングルもトレンドの方向へのブレイクアウトを狙うのが基本です。

最後に、ペナントは短期のパターンで、通常は1~3週間以内に完了する一方、トライアングルは通常これより長い期間をかけて形成されます。

【関連記事】トライアングルについては、「FXトレーダーが知っておくべき3種類のトライアングルを解説!」でもっと詳しく知ることができます。

3. ペナントとウェッジの違い

ウェッジもペナントに似たチャートパターンです。ペナントはレジスタンスラインとサポートラインが徐々に狭くなっていきますが、ウェッジは上下がどちらも同じ方向に上がるか下がるのが特徴です。

下の図は、2本の上昇するトレンドラインの間で価格が行き来する「上昇ウェッジ」と呼ばれるパターン。逆に、2本のトレンドラインが下落している場合は「下降ウェッジ」と言います。

image8.png

また、基本的にはウェッジもペナントと同じくトレンドの継続を示しますが、その位置とトレンドの強さによってはトレンドの転換が期待されるケースもあります。具体的には上昇トレンドの天井圏で上昇ウェッジが現れた場合、または下降トレンドの底値圏で下降ウェッジが現れたときにトレンドの転換が示唆されます。

【関連記事】ウェッジについて詳しく知るには以下の記事がおすすめです。

ペナントを使ったFXの手法をエントリーから解説

取引にあたっては、上昇ペナントと下降ペナントに同じアプローチを使えますが、上昇ペナントでは買いを、下降ペナントでは売りを検討します。下の例は、ポンド/NZドルGBP/NZD)のチャートに現れた、上昇ペナントの取引方法を示しています。

グラフ  自動的に生成された説明

相場の突然の急激なブレイクアウトを確認した後、トレーダーは取引のエントリーを検討します。ペナントが形成された後、急激な値動きを伴ってブレイクアウトしたことで、上昇トレンドの継続が示唆されています。

ペナントの上でローソク足が終値を付けたら、そこがエントリーポイント。この例ではブレイクがやや大きく、上方への動きが継続することをより強く示唆しています。

損切りの逆指値注文は、ブレイクアウトしたローソク足の安値に置くことができますが、より保守的なトレーダーは、ペナントの下に置き、下落によるリスクを制限します。

例えば、上昇ペナントならレジスタンスラインの下に逆指値注文を置くことで、より浅い値幅で損切りするのです。ペナントの下に損切りの逆指値注文を置いた場合、多くのトレーダーが許容できるリスク水準になるはずです。

相場は期待する方向に常に動くとは限りません。そのため、トレーダーは常に堅実なリスク管理を行う必要があります。さらに、失ってもよい資金のみを使用して取引するようにしてください。

目標価格を設定するには、フラッグポールの起点からペナントまでの距離(値幅)を測り、それをペナントのブレイクポイントから目標までの距離にあてはめることができます。

FXのペナントにおける2つの注意点

ペナントは比較的見つけやすく、初心者の方でも取引で利用しやすいチャートパターンですが、取引の際には注意していただきたい点もあります。

  1. ダマシが起こりやすい
  2. 現れる頻度が低い

1. ダマシが起こりやすい

ペナントなどのブレイクアウトを活用してエントリーするチャートパターンは、比較的ダマシが起こりやすいと言われています。つまり、ブレイクアウトでエントリーしたにもかかわらず、ペナント内に戻ってきてしまうといったことが起こりやすいのです。

例えば、上昇ペナントでレジスタンスラインのブレイクアウトのタイミングでエントリーをしたものの、下落してペナント内に戻ってきてしまうといったことが考えられます。そのため、上昇ペナントでエントリーした場合はブレイクアウトしたローソク足の安値、下降ペナントでエントリーした場合はブレイクしたローソク足の高値に損切りの逆指値注文を入れておくと良いでしょう。

2. 現れる頻度が低い

ペナントは他の代表的なチャートパターンと比較して、現れる頻度が低い傾向があります。要するに、ペナントに頼って取引をすると、取引チャンスが非常に限られたものになってしまうのです。

したがって、ペナントだけでなく、他のチャートパターンも使えるようにしておきましょう。

【関連記事】他のチャートパターンは、「FX・株で知っておくべき鉄板チャートパターンをプロが解説!初心者でも使える12種類」で詳しく知ることができます。

FXのペナントでダマシを回避する2つの方法

ペナントは有効なチャートパターンですが、他のテクニカル分析と同じくダマシが発生することもあります。ダマシを回避するためには、以下の2点に注意してください。

  1. ラインがきれいに引けているかを確認する
  2. 複数のテクニカル分析と組み合わせる

「ペナントを抜けたタイミングでエントリーしたものの、再びペナント内に戻ってしまった」という事態を避けるために、しっかりと回避方法を理解しておいてください。

1. ラインがきれいに引けているかを確認する

ペナントは上方のレジスタンスラインと下方のサポートラインで構成されますが、エントリーをする前にそれぞれがきれいに引けているかを確認してください。なぜなら、反発回数が多いほどラインが機能しており、ペナントも機能しやすいからです。

例えば、1~2回しかライン近くで反発していない場合は、ダマシが発生する確率が高まります。そのため、基本的には3回以上ラインで反発していることが望ましいです。

2. 複数のテクニカル分析と組み合わせる

ペナントを含むチャートパターンを使ってエントリーポイントを見つける方法は万能ではないため、複数のテクニカル分析と組み合わせましょう。つまり、複数の根拠を持つことで取引が成功する確率を上げるということです。

例えば、ペナントの他にRSIやストキャスティクスを使って買われ過ぎや売られ過ぎを見たり、ボリンジャーバンドを使って±2σで跳ね返ったことを確認したりするといった方法が挙げられます。チャートパターンのみを使ってエントリーをするのはあまり得策ではないため、取引の前には必ず複数の裏付けを用意してください。

まとめ

ペナントはトレンドの継続を示すチャートパターンであり、大きな上昇または下落(フラッグポール)の後に二等辺三角形のような形状をした保ち合い期間があり、その後ブレイクアウトして同じ方向への動きが継続するのが特徴です。

見つけやすくエントリーポイントも分かりやすいですが、ダマシが起こりやすかったり、現れる頻度が低かったりすることには注意が必要。そのため、複数のテクニカル分析と組み合わせるなどの工夫をして、取引が成功する確率を高めたうえで活用するようにしましょう。

FXのペナントや類似のパターンに関するよくある質問

ここでは、FXのペナントや類似のパターンに関する知っておきたいことや注意しておきたいことをまとめてご紹介していきます。

  1. 逆ペナント(ブロードニングフォーメーション)とは何ですか?
  2. 上昇フラッグではどのような場合にダマシになりますか?

1. 逆ペナント(ブロードニングフォーメーション)とは何ですか?

逆ペナント(ブロードニングフォーメーション、逆三角形)とは、一般的なトライアングルの逆の形状をしたチャートパターンのこと。ペナントの派生パターンとして知られています。ペナントとは反対に、高値は切り上がり、安値が切り下がっていくのが特徴です。

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

相場の天井や底で現れた場合は、トレンドの転換を示唆します。上の画像では、高値を更新できず、加えてレジスタンスラインにタッチせずにサポートラインを割りこんだため、強い売りサインとなります。

2. 上昇フラッグではどのような場合にダマシになりますか?

上昇フラッグではサポートラインを下抜けた場合に、ダマシが発生したと判断できます。上昇フラッグは上昇トレンドで現れ、レジスタンスラインをブレイクアウトすることでトレンド継続を示すチャートパターンだからです。

したがって、逆にサポートラインをブレイクしてしまった際は、ダマシが起こったということになります。

image6.png

【関連コンテンツ】

IGクライアントセンチメントをトレードに活用する方法
IGクライアントセンチメントをトレードに活用する方法
推薦者: リチャード・スノー
IGクライアントセンチメントをトレードに活用する方法
ガイドを入手

デイリーFXでは、トレーダーの皆様に向けて、為替コモディティ株式指数等に関する最新のマーケットデータや、経済指標カレンダー個人投資家の動向に関する情報を公開中。スキルアップに役立つ、学習コンテンツ無料トレードガイドもぜひご利用ください。

テクニカル分析入門

テクニカル指標に詳しくなろう

デイリーFXでは、300以上の学習コンテンツを公開中!

コースを始める

トレードに役立つ最新情報をX(@DailyFXJapan)やYouTube(デイリーFX公式チャンネル)でも配信中です。今すぐチェック!

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

広告