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ユーロのテクニカル分析見通し – 方向性が異なるユーロ/ドルとユーロ/円

ユーロのテクニカル分析見通し – 方向性が異なるユーロ/ドルとユーロ/円

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このページの内容

ユーロ、ユーロ/ドル、ドル、ユーロ/円、円 - トーキングポイント

  • ユーロ/ドルは、2カ月ぶりの高値を付けた後、下げに転じた
  • ユーロ/円は、高値更新を視野に入れながら、高値圏で上昇の動きは一服
  • ユーロのサポートが再び機能すれば、ユーロ/ドルは底入れとなるか?
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ユーロ/ドルのテクニカル分析

ユーロ/ドルは、9月下旬に20年ぶりの安値を付けた後、上昇に転じ、10月にかけて堅調な回復ぶりを見せた。

価格は、100日単純移動平均線(SMA)と重なる1.0090のブレイクポイントに向けて押し上げられたが、突破には至らなかった。この水準は、9月高値の1.0198を前に、引き続きレジスタンスとなる可能性がある。

さらなる高値圏では、1.0340-1.0370のエリアに以前の高値があり、ブレイクポイントも集まっているため、このゾーンがレジスタンスとなりそうである。

先週の高値1.0090は、21日SMAを中心としたボリンジャーバンドの上限を下回った。その後、バンド内で終値を付け、価格は下げに転ずる展開となった。

先週高値を付けた日は、大きく下げた水準で終値を付け、陰の包み足(抱き線)のローソク足パターンを形成した。

影響する2日間の始値と終値を非常に注意深く見ると、かろうじて形成されているという程度ではあるが、為替の取引日がどのように進んでいくかを鑑みると、これは陰の包み足(抱き線)のローソク足パターンと考えていいだろう。

直近のサポートは、現在0.9844に位置する21日SMAおよび0.9837に位置する34日SMAになる可能性がある。

さらなる下落局面では、以前の安値である0.9705、0.9632、0.9536がサポートとして控えている。

資料:TradingView

ユーロ/円 テクニカル分析

ユーロ/円は、先月8年ぶりの高値を付けた後、この1週間はその水準でもみ合っている。価格と10日SMAが重なっていることからも、レンジ相場が続いていることが分かる。

中長期的な強気のモメンタムが維持されている可能性がある。強気の三角移動平均線(TMA)を形成するには、価格が短期の単純移動平均線(SMA)を上回っている状態で、なおかつ短期SMAが中期のSMAを、中期SMAが長期のSMAを上回っている状態である必要がある。また、すべてのSMAは正の勾配でなければならない。

21日、34日、55日、100日、260日のSMAのどの組み合わせにおいても、TMA形成に必要となる基準を満たしている。価格が10日SMAを上回り、上昇に転じれば、短期的に強気なモメンタム相場が展開される可能性がある。

レジスタンスとしては、直近の高値148.40、2014年12月の高値149.79、またはフィボナッチ・エクステンションの水準151.29が考えられる。

サポートは、145.64のブレイクポイント、または以前の安値である143.75、140.90、137.37、134.95となる可能性がある。

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

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