メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
ユーロ見通し:一段の金融引き締めが必要

ユーロ見通し:一段の金融引き締めが必要

木全哲也, ストラテジスト

共有する:

このページの内容

ECB、ユーロ、EUR/USD、EUR/JPY、原油、金融引き締め-トーキングポイント

  • 原油価格、ユーロ圏の経済指標からECBは金融引き締めを継続
  • ECBの金融引き締めスタンスは引き続きユーロのサポート要因
  • テクニカル面もユーロ高継続を示唆
ユーロ/ドルのトレード方法
ユーロ/ドルのトレード方法
推薦者: 木全哲也
ユーロ/ドルのトレード方法
ガイドを入手

原油価格はユーロ高要因

OPECプラスの追加減産により原油価格が大幅上昇した。原油価格の上昇は、インフレ上昇を通じてECBの一段の金融引き締めにつながるだろう。原油価格の上昇がなくとも、昨日ECB政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、0.5%ポイントの利上げ余地がある旨のコメントをしており、利上げ、金融引き締め継続スタンスを示した。

先週金曜日はユーロ圏インフレ率が公表された。ヘッドラインのインフレ率が市場予想を下回り、前月と比べ大幅な減速を示したため、ECBの金融引き締め終了が近いとの見方が一部で広がった。しかしながら、コアインフレ率は前月を上回っており、欧州のインフレ圧力が根強いことを示している。また、注目度は劣るものの、同時に発表されたユーロ圏の失業率は前月と同じ6.6%であり、ユーロ圏の雇用環境の悪化は確認されなかった。インフレ圧力を緩和させるためには、賃金上昇圧力の緩和、雇用環境の悪化が必要であり、コアインフレ、失業率の結果はECBの金融引き締め継続の必要性を示した。

Chart, line chart  Description automatically generated

資料:Trading Economicsより作成

Chart, line chart  Description automatically generated

資料:Trading Economicsより作成

原油価格の上昇、ECB高官の発言、先週末のユーロ圏経済指標はECBの金融引き締め継続を示唆するものであり、その他の中央銀行が利上げ停止、もしくは利上げ停止を示唆し始めている中、引き続きユーロ高要因となりうるが、テクニカル面も踏まえたユーロの見通しは?

ユーロドル(EUR/USD):ユーロ高

直近は1.09298のレジスタンスをトライし、ブレイクに失敗している。しかしながら、従前のトレンド継続を示す上昇フラッグのチャネルラインを3月前半に上方ブレイク、ユーロ高トレンドの再開を示唆しており、ECBの金融引き締めスタンスがユーロ高を引き続きサポートすると見込んでいる。今週の米国雇用統計が市場予想を下回る内容となった場合、米ドル安が進展し、1.09298、更に2月初旬の高値である1.1033を上方ブレイクする展開が視野に入る。同高値を上抜けるとユーロ高トレンドの再開が一段と明確になる。

ユーロドル(EUR/USD)日足チャート

Chart, line chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

ユーロ円(EUR/JPY):ユーロ高

22年12月から23年2月にかけて反転パターンである逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)を形成した。また、MACD(移動平均収束拡散手法)ラインは上向きかつ、シグナルラインを上回っており、ユーロ高地合いを示している。3月には、反転パターンである小型のダブルボトムを形成している。ダブルボトムから推察されるユーロ円の目標水準近辺かつ昨年10月の上値である147.7が視野に入る。

ユーロ円(EUR/JPY)日足チャート

Chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

トレードに役立つメール配信サービス

DailyFXからタイムリーで国内外のマーケット情報を受け取ることができます。

登録する

-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。