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原油・銅・鉄鉱石価格見通し:コモディティ三国志

原油・銅・鉄鉱石価格見通し:コモディティ三国志

Tetsuya Kimata, ストラテジスト

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このページの内容

※2023年5月1日13時20分更新。

コモディティ、商品、原油、銅、鉄鉱石、中国、FRB、ECB、金融政策、IG顧客センチメント―トーキングポイント

  • 中国経済と資源価格は連動
  • 中国リオープンの進展は資源価格にとって上昇要因
  • 原油銅価格は中立、鉄鉱石価格は弱気

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中国リオープンの恩恵はあるが・・・

30日発表の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50を下回る結果となり、中国の経済再開(リオープン)は進展しているものの、順風満帆ではないことをが示された。しかしながら、中国景気が本格回復するにつれ、資源需要の高まりを通じて資源価格(原油、銅、鉄鉱石)や資源国通貨の上昇要因となる可能性がある。各資源特有の需給やイベント等で価格は変動しているものの、中国の経済成長率と概ね連動していることが確認できる。中長期的には中国景気の回復に合わせて各資源価格は上昇していく可能性があるが、それぞれの資源価格のテクニカル分析に基づいた今後の見通しは?

銅・原油・鉄鉱石&中国成長率

A screenshot of a computer  Description automatically generated with medium confidence

資料:Trading View

原油価格:中立

原油先物市場の投機筋によるネットロングのポジションは2016年来の低い水準である。ロングポジションが極端な場合、ポジション解消に伴い、原油価格に下落圧力となる。逆にショートポジションが極端な場合、ポジション解消に伴い、原油価格に上昇圧力となる。また、現在はロングポジションが歴史的に低い水準であり、投機筋がロングポジションを積み増す余地がある。ロングポジションの積み増しは原油価格の上昇圧力となる。

A picture containing chart  Description automatically generated

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

IGグループのプラットフォーム上で実際に行われた取引データに基づいたセンチメント指標であるIG顧客センチメント(IGCS)によると、原油を取引する個人トレーダーの半分以上がネットロング(原油を買い持ち)である。IGCSは逆張りの指標として機能する傾向がある。半分以上のトレーダーがネットロングであるが、過去と比較するとネットロングの割合が一段と上昇する余地(逆張り指標の観点では、一段と原油価格が下落)がありそうだ。原油価格のネットロングの割合が減少、原油価格に対して弱気に見ているトレーダーが増え始める局面で原油価格が上昇する可能性がある。現状のIG顧客センチメントの動向は原油価格にとって中立である。

原油 – 米国原油 クライアントのポジション動向

資料:IG顧客センチメントより抜粋

ただし、日足チャートを確認すると、MACD(移動平均収束拡散手法)ラインがシグナルラインを下抜けており、下落トレンドを示唆している。移動平均線も下向きであり、下落トレンドを示している。RSIは原油価格が売られ過ぎの水準であることを示唆しておらず、一段の下落余地を示唆している。また、中国リオープン進展や原油先物ポジション動向は原油価格の上昇要因となる可能性があるものの、欧米中央銀行の金融政策決定会合を控える中、日足チャートは弱気を示唆しており、原油価格に対する見通しを中立とする。欧米中銀の金融引き締めスタンスが示された場合、心理的節目であり米国政府から戦略石油備蓄(SPR)のための購入が実施される可能性がある70ドルまで下落する可能性がある。一方、中国リオープンの進展や欧米中銀の金融引き締めスタンスが和らいだ場合等は水平レジスタンスであり心理的節目である80ドルへの上昇が視野に入る。

原油価格日足チャート

Chart  Description automatically generated

資料:Trading View

銅価格:中立

銅価格は「ドクターコッパ―」の異名があり、世界景気の先行きを示す先行指標とも言われている。銅価格の動向は世界経済、そして通貨、株式、債券といった各資産の動向を占う上でも重要である。

銅先物の投機筋のポジションを確認するとほぼ中立である。ポジション動向からは市場参加者は銅価格に対して、強気でも弱気でもないことが示唆される。

image5.png

資料:BloombergのCFTCのデータよりDailyFX.comが作成

週足チャートでは下落トレンドの反転を示唆するダブルボトムパターンを形成、同パターンから4.3405までの上昇が見込まれる。

銅価格(HG1!)週足チャート

Chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading View

一方、日足チャートを確認すると、MACD(移動平均収束拡散手法)ラインはシグナルラインを下抜け、RSIは50を下回っており、弱気トレンドを示唆している。一目均衡表では弱気の三役逆転が成立しており、週足チャートは強気を示唆しているものの、日足チャート及び銅先物ポジション動向を勘案し、銅価格に対して中立の見通しとする。強固な水平サポートラインである3.8220でサポートされるか注目したい。下方ブレイクした場合、1月の安値である3.7085が視野に入る。

銅価格日足チャート

image7.png

資料:Trading View

鉄鉱石価格:弱気

週足チャートを確認すると、連続した高値と安値が切り下がっており、鉄鉱石価格の下落圧力が強いことを示している。MACD(移動平均収束拡散手法)ラインもシグナルラインを下抜け、RSIも50割れであり、弱気トレンドを示唆している。レジスタンスであった110.5ドルも下方ブレイクしており、下落トレンドが鮮明である。心理的節目であり、水平サポートラインである90ドルでサポートされるかに注目。下方ブレイクした場合、昨年10月の安値である77.78ドルが視野に入る。鉄鉱石はオーストリアの主要産品の一つであり、鉄鉱石価格の下落は豪ドル安要因となる可能性がある。

鉄鉱石週足チャート

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資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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