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米インフレ過熱でS&P500、ナスダック100は軟調、JPモルガンの業績に注目

米インフレ過熱でS&P500、ナスダック100は軟調、JPモルガンの業績に注目

Diego Colman, ストラテジスト

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このページの内容

米国株相場見通し

  • 13日の米国株は下落、予想より上昇したインフレ指標が重しに
  • S&P500は0.45%安、ナスダック100は0.14%安で取引終了
  • 本稿では、今後数日間、ナスダック100で注目すべき重要なテクニカル水準を解説

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米国株式は、失望的な経済指標を受けて現物の取引開始時に乱高下し、その後急落。何とか下落分の大半を取り戻したが、不確実性が高まる中でリスクを取る意欲は低下し、プラス圏で取引を終えることができなかった。こうした中、S&P500種株価指数は0.45%安の3,801となり、4日続落した。一方、ナスダック100指数は0.14%安の11,728となり、1.8%もの下落を帳消しにした。

市場予想より上昇率が高かった13日発表の米消費者物価指数(CPI)は、投資家を怯えさせ、米国株式市場のボラティリティを高めた。インフレ率の悪化により、政策立案者は、中期的に、あるいは少なくとも意味のある状況の改善が見られ始めたという確かな証拠が出るまで、タカ派的な姿勢を維持するかもしれない。6月のCPIは前年同月比9.1%上昇(予想は同8.8%上昇)し、1981年11月以来の高水準となった。一方、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比5.9%上昇した。これは、コンセンサス予想(5.7%上昇)を0.2%ポイント上回っており、物価上昇圧力が変動性の高い分野を超えて拡大していることを示している。

インフレの軌道が正しい方向に向かっていないため、FRBは今月、市場予想を上回る利上げ幅での利上げを実施する可能性がある。つまり、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)では75ベーシスポイント(bps)の利上げが上限ではなく、下限となる可能性が高いということである。実際、投資家はより前倒しした対応を取り始めており、7月のFOMC会合日程とリンクしたオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)の動きからは、利上げ幅が100 bpsとなる確率が79%となる可能性が示唆されている。積極的な金融政策は、株式市場を厳しい環境にさらすことにつながるだろう。

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米国企業の決算発表シーズンが本格化する中、米金融最大手のJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレー(MS)が14日に発表する第2四半期決算が注目されている。米国のアナリスト予想では、JPモルガンの売上高は319億8000万ドル、1株当たり利益(EPS)は2.85ドルとなっている。一方、MSは売上高2797億3000万ドル、EPSは1.55ドルと見られている。

民間金融機関や投資銀行は、資本市場における融資機関および取引機関として最前線で経済を見ているため、同業界の業績内容を把握しておくことは重要で、彼らの業績ガイダンスと今後の見通しについては特に注意を払う必要がある。

経済が急速に冷え込み、インフレの高騰が利幅を圧迫する中、四半期業績と今後の見通しが予想を下回り、失望した米国のアナリストらが軒並み、業績予想を引き下げ始めるかもしれない。業績予想の下方修正と金融引き締めが相まって、次の株価下落を誘発する可能性は否めない。

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ナスダック100 テクニカル分析

13日のナスダック100指数は、6月の米インフレ指標の悪化を受け、現物市場での取引開始直後に売られ、一時的に米国債利回りの上昇を促した。しかし、11,500付近の下値サポート水準で反発し、ほぼ横ばいで取引を終えた。今後、買い手が指数を押し上げることができれば、12,175/12,225が最初の上値レジスタンスとなり、その後には12,600が控えている。さらに上げ幅を拡大した場合は、心理的に重要な水準である13,000に焦点が移ろう。一方、売り圧力が増し、指数が下がった場合は、11,500が最初の下値抵抗線となりそうである。このエリアを下方に割り込めば、11,325を試す展開となり、その後は2022年の安値を再び試す可能性がある。

ナスダック100 チャート

Nasdaq 100 technical chart

資料:TradingView

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