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S&P 500、ナスダックの週間見通し: 上昇トレンドも上げ幅拡大のハードルは高い

S&P 500、ナスダックの週間見通し: 上昇トレンドも上げ幅拡大のハードルは高い

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このページの内容

※2023年5月1日11時49分更新

S&P 500、ナスダック100 – 米国株見通し

  • 大手ハイテク企業の決算が米国株価指数を押し上げた可能性がある
  • しかし、懸念事項は増えている
  • S&P 500とナスダック100の全体的なトレンドは引き続き、上向き
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推薦者: Manish Jaradi
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大手ハイテク企業の決算が米国株価指数を押し上げたかもしれないが、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控え、ここからさらに上昇するハードルは上がっている。とはいえ、トレンドは引き続き、上向きで、テクニカルチャート上では今のところ、上昇トレンドが反転する兆しは見られない。

2023年1-3月期決算では、米大手ハイテク企業が最近、予想を上回る決算を発表するなど、米企業の業績は引き続き、好調なようだ。さらに、これまでに発表された約50%の米企業のうち、66%が売上高予想を、80%が利益予想をそれぞれ上回っている。

しかし、米ファースト・リパブリックが保有する預金が予想外に流出したことを受け、同社株は急落し、米銀行セクターに対する懸念が再浮上している。全体への影響は前回の3月の問題発生時より大幅に抑制される可能性はあるものの、有意義な株価上昇を妨げる可能性があるチェックポイントは増えている。債務上限問題は明らかにボラティリティの源泉であり、米国債1年物CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は少なくとも2014年以来の高水準を記録した。

S&P 500 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

注:このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示している。黒いローソク足はもみ合い局面を表しているが、時にはトレンドの終焉を形成することもある。

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

さらに、年末までに約50ベーシスポイントの利下げ実施という市場予想を正当化できるほど、物価上昇圧力は急低下していないため、米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレとの戦いはまだ終わりが見えない。銀行問題による金融環境と信用の引き締まりは、経済成長の鈍化をもたらす可能性が高いが、インフレ率が目標の2%を大きく上回り、景気後退のリスクが高まる中、FRBが景気を支える選択をするかどうかは依然として不透明である。ブルームバーグのコンセンサス予想中央値によると、今後12カ月間に米国が景気後退に陥る可能性は65%となっている。

ナスダック100 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

注:このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示している。黒いローソク足はもみ合い局面を表しているが、時にはトレンドの終焉を形成することもある。

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

テクニカルな観点からは、両指数は強気局面を維持しており、1月に初めて筆者が指摘した高値圏での上値と下値の切り上げによって、そのことは再確認されている。さらに、2月から3月にかけての下落は、強気局面における調整売りによるものであり、上昇トレンドの反転ではなかった。

しかし、指数が年初来高値圏にあるものの、マーケット・ブレドス指標は弱く、より幅広い銘柄が上昇しているというよりは、一部の銘柄に買いが集中していることを示唆している。例えば、S&P 500種指数では構成銘柄の53%がそれぞれの200日移動平均線(DMA)を上回っているが、ナスダック総合指数で200DMAを上回っている構成銘柄は全体の32%にすぎない。

ナスダック100:昨年8月高値は射程圏内か

ナスダック100指数が4月25日の安値12,725という目先のサポートを上回って推移している限り、短期的な上昇の勢いは維持されると思われる。上昇トレンドを反転させるには、240分足チャートで現在、12,100付近に位置している200期間移動平均線(3月の調整局面で下値を支えた)を下方ブレイクする必要がある。12,725がサポートとなっている中、指数は昨年8月の高値13,720を再び試す可能性がある。

ナスダック100 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

S&P 500: 引き続き上昇トレンドのチャネルに導かれている

S&P 500種指数は今月、2月の高値4,195を超えることができず、短期的には下落リスクがある。しかし、日足チャートの一目均衡表の雲下限である3,960付近には、強力なサポートがある。このサポートを下方ブレイクすると、上昇の勢いがやや弱まったことが示唆される。3月の安値3,809を下方にブレイクした場合のみ、2022年末から続く高値圏での高値・安値を切り上げる動きが止められるだろう。広い意味での見通しは、昨年8月の高値4,325を再び試すことに変わりはない。

S&P 500 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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