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円相場は弱含み。日銀の次期総裁決定でやや円高進むも、米CPI受けたドル買い優勢に。ドル/円の行方は?

円相場は弱含み。日銀の次期総裁決定でやや円高進むも、米CPI受けたドル買い優勢に。ドル/円の行方は?

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このページの内容

※2023年2月15日15時30分更新

円、ドル/円、ドル、日銀、植田氏、榊原氏、日経平均 – トーキングポイント

  • 円は、週明けに下落したが、きょう15日は安定している
  • 日銀の次期総裁は金融政策の方針を修正する可能性がある
  • 日銀人事は、金融引き締めに向かうと予測するミスター円の賛同を得ている
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円相場は13日と14日に下落し、ドルは円に対し1月初旬以来の高水準となる133.32近辺で取引されている。

14日に日銀の次期総裁に植田和男氏が任命されたことは、いささか驚きだった。

黒田東彦総裁は4月8日に2期10年続いた任期を終える。

植田氏の金融政策に対する考え方はあまり知られておらず、現在の大規模な金融緩和策を維持するかどうかについては不透明である。

71歳の植田氏は数年間、日銀の審議委員を務め、現在は共立女子大学の教授を務めている。戦後初となる学者の就任に懐疑的な意見もあるが、元大蔵省(現財務省)財務官の榊原英資氏はブルームバーグテレビで植田氏の就任に対して肯定的な見解を述べた。

財務官として積極的な円買いドル売り介入を手掛けた功績から「ミスター円」の異名を持つ榊原氏は、植田氏は日銀の構造を熟知しており、就任後に金融政策を安定させる可能性が高いと述べた。

イールドカーブ・コントロール(YCC)について聞かれると、榊原氏は金融資産を保有することについてそれほど心配はなく、現段階ではそうした資産の売却は考えにくいと述べた。

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日銀がいずれ引き締めに転じると、日本の投資家による外遊資金の引き揚げ(レパトリエーション)が起こり、大量に資金が日本に還流するのではという憶測もある。

レパトリの動きはもっともなことかもしれないが、他の先進国市場の金利は数百ベーシスポイントも高い。日本の経済成長率が比較的低いことを考えると、日本の金利を速やかに他国と同水準まで引き上げるには、日銀がかなり積極的な引き締め策を講じる必要があるだろう。

積極的な引き締めは、経済の低迷により日経平均株価が1990年の高値をずっと下回っていることに象徴される、いわゆる「失われた数十年」から回復する望みを絶ってしまう危険性があるように思われる。

そのため、今年後半の日銀による引き締めは視野には入っているが、積極的な政策転換はしばらく先になるかもしれない。

それでも、市場が次期総裁の意向をより明確に把握するまで、ドル/円は左右に振れる展開となる可能性がある。日本の利回りが上昇し始めた場合、為替相場にかなりの影響を与えるだろう。

ドル/円のテクニカル分析

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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