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米ドル/円はもみ合い、日銀は超低金利政策を維持

米ドル/円はもみ合い、日銀は超低金利政策を維持

このページの内容

円、日銀、米ドル/円、金融政策 - トーキングポイント

  • 日銀の大規模な緩和政策維持を受け、米ドル/円相場はもみ合い
  • 日銀は、インフレ上昇が緩やかな中、政策金利と長短金利操作を維持
  • ドル/円は、方向性を模索する展開となった後は安定的に推移
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日銀、大規模緩和の金融政策を堅持

日銀は世界の金融引き締めの流れに逆らう形で、大規模緩和の金融政策を維持したが、米ドル/円の水準は結局、ほとんど変わらなかった。日銀は10年物国債利回りの上限を0.25%、短期金利をマイナス0.1%として金利水準を据え置いた。円は米ドルに対して、最初は上昇したものの、長くは続かず、結局水準の変化はほとんどなかった。日銀が物価上昇率の見通しを上方修正したことが、ここで円安進行を食い止めている理由かもしれない。

日銀は物価上昇率の見通しを4月の1.9%から2.3%に引き上げた。5月の全国消費者物価指数(生鮮食品およびエネルギーを除くコアCPI)は前年同月比2.1%上昇し、日銀が定める物価安定目標である2%をわずかに上回った。来年のコアCPI予測は、1.1%から1.4%に上方修正された。しかし、サプライチェーンの正常化に伴い、物価は引き続き目標を下回ると予想される。日銀は、コアCPIは2024年までに1.3%に低下すると予測しており、前回予想の1.1%からわずかに上昇しているものの、依然として物価目標を大幅に下回っている。

日銀は今年度の実質GDP(国内総生産)成長率見通しを2.9%から2.4%に下方修正し、中国のゼロコロナ対策による都市閉鎖、ウクライナ情勢、海外での金利上昇の影響を強調した。日本の消費者は、物価が名目賃金の伸びを上回っているため、賃金が実質的に下がっていることを実感している。今月初めに発表された5月の政府統計では、実質賃金の下落幅はほぼ2年ぶりの大きさであることが示された。

来年4月に任期満了を迎える黒田東彦総裁は、円相場が24年ぶりの安値水準まで下がったにもかかわらず、日銀の超低金利政策を断固として守り続けている。この円安は、すでに上昇していた輸入コストをさらに上昇させた。財務省が21日に発表した6月貿易統計速報では、日本の貿易収支は1兆3800億円の赤字だった。季節調整済みベースでは、2014年以来の高水準赤字となった。世界経済が冷え込む中、日本製品の需要は伸び悩み、日本の貿易収支は赤字が続くことが予想され、円への下押し圧力も続くだろう。

4月の金融政策決定会合の議事要旨では、珍しく為替が経済へのリスクとして追加された。これを不安の表れと受け止め、さらなる円安が進むことで、日銀が為替介入に動く可能性があると見る向きもあった。そのため、ウィドウ・メーカーと呼ばれる取引である日本国債のショート(空売り)が誘発された。日銀は利回り上限を守るため、異常に大量の国債を購入することを余儀なくされた。為替市場では、21日の日銀の金融政策発表で円が上昇するというテールリスク(稀にしか起こらない想定外の暴騰・暴落が実際に発生するリスク)を予想し、米ドル/円のショート(空売り)が増加する動きもあった。しかしこうしたショートの動きは、21日の日銀発表と共に低下した。

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米ドル/円 1分足チャート

資料:TradingView

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--- DailyFX.com アナリスト トーマス・ウェストウォーター著

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