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ドル安でも円は横ばい。米国債利回りがドル/円を押し上げるか?

ドル安でも円は横ばい。米国債利回りがドル/円を押し上げるか?

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※2023年3月2日15時13分更新

円、ドル/円、ドル、日銀、FRB、米国債利回り、MOVE指数、ボラティリティ - トーキングポイント

  • ドルが下げ止まろうとする中、円の動きはさえない
  • FRBが金融引き締めを継続する中、日銀は金融政策を当面、据え置く可能性が高い
  • 米国債利回りと米債券市場のボラティリティは、ドル/円の手掛かり材料になるかもしれない

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今週は、ドルが主要10カ国(G10)の通貨に対し幅広く弱含んでおり、円は今のところ、落ち着いている。

ドル安にもかかわらず、円高が進まないのは、次期日銀総裁候補の植田和男氏が、前任者が堅持してきた大規模金融緩和策を維持するとの見方が反映されているからかもしれない。

日銀は当座預金へマイナス0.1%を付利し、誘導目標である10年物国債金利の変動幅を0.50%に拡大することでイールドカーブ・コントロール(YCC)政策を維持している。

世界的に利回りが上昇する中、市場が日銀の決意を継続的に試すかのように、10年物日本国債利回りは日銀の許容上限である0.50%まで上昇する展開を繰り返している。

YCC政策は、今年の第2四半期か第3四半期に調整され、12月に緩和されるとの憶測もある。

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推薦者: Daniel McCarthy
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日銀がハト派的な姿勢を維持する一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)はタカ派的なメッセージを発信し続けている。1日はアトランタ地区連銀のラファエル・ボスティック総裁とミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁が利上げ観測を強めるような発言をした。

カシュカリ総裁は、3週間後に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25または50ベーシスポイント引き上げることについて「可能性は十分にある」と述べた。両総裁とも、インフレ抑制の必要性を繰り返し強調した。

1日のニューヨーク債券市場で米国債利回りは再び上昇し、10年債利回りは再び4%超え、2年債利回りは4.90%を上回って15年ぶりの高水準に達した。ドルが再び勢いを取り戻せば、ドル/円はさらに強含みの展開となる可能性がある。

米国債利回りの上昇で興味深いのは、ボラティリティが比較的穏やかな反応を見せていることだ。MOVE指数は、VIX指数がS&P 500のボラティリティを測定するように、米国債の先行き変動リスクを示す。

前回、米国債利回りが現在の水準まで上昇した際は、MOVE指数も現在より高い水準まで上昇していた。

これは、市場が今回の金利上昇を前回よりも容認していることを示しており、金利が高水準なまま、あるいはさらに上昇する可能性があることを示唆しているのかもしれない。

ドル/円と米国債利回りの相関関係が維持されるのであれば、ドル/円は当面は下支えされる可能性がある。

ドル/円、MOVE指数、米2年・10年債利回り

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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