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ドル見通し:FRBの次の一手次第。FOMCは利上げ?見送り?

ドル見通し:FRBの次の一手次第。FOMCは利上げ?見送り?

Diego Colman, ストラテジスト

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※2023年3月20日13時44分更新

ドル見通し

  • 銀行セクターの混乱で米国債利回りが低下するのを受け、今週のドル相場は下落する
  • 今週はFOMC金融政策決定会合に注目が集まる
  • FRBは25bpの利上げ実施と予想されるが、今後、金融市場の混乱が深まれば、利上げ見送りの可能性も完全には否定できない
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ドル指数で見ると、先週のドルは下落圧力を受けて約0.8%下げ、104.00をわずかに下回る水準に落ち着いた。ドル安を促したのは米国債利回りの急低下だ。最近の銀行業界の混乱に伴い、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め姿勢を弱めると再評価する市場関係者が増えたことが背景にある。

米国の中堅地方銀行2行の破綻により金融不安を巡る警戒感が高まり、FRBの金融政策はハト派色が強まるとの見方が大勢を占めるようになった。FRBは流動性不足が懸念された預金取扱金融機関を支援するため緊急措置を発動した。

下図は、パウエルFRB議長が議会証言でタカ派的な発言をしたにもかかわらず、先々週半ば以降、米国債利回りと政策金利のピーク(利上げの最終到達点)予想がともに低下していることを示している。また、これらと並行するドル安の動きも確認できる。

2023年のFF金利先物

資料:TradingView

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最近の状況は手に負えないとまではいかず、世界的な金融不安には今のところ、つながっていないが、このところの動向を考慮すると、ドルは今後、下落し、一方で資産の安全な逃避先とされている通貨が上昇するように思われる。

FRBは今週水曜22日に3月の金融政策を決定する。この決定内容は、トレーダーにとってドルの見通しを見極めるうえでのより良い判断材料となるだろう。市場の政策金利予想は流動的で、現在は25ベーシスポイント(bp)の利上げ予想に傾いている。25bpの引き上げとなれば、政策金利は4.75-5.00%と、2007年以来の高水準となる。

とはいえ、今から水曜までに様々なことが起こり得るため、「利上げ見送り」の可能性も完全には否定できない。ここ数日の出来事から言えることは、悪いニュースは予告なく、どこからともなくやってくるということだ。金融不安が再び高まった場合、政策当局者らは警戒を怠り、「様子見」姿勢を取る可能性もある。

FRBが来週どのような決定を下すにせよ、ハト派的な姿勢を示すことになるように思われる。米連邦公開市場委員会(FOMC)は恐らく、金融システムの安定を確保することの重要性と、システミックリスクの顕在化を防ぐために行動する用意があることを強調するだろう。このメッセージは、さらなるドル安につながる可能性を意味している。

--- DailyFX.com マーケットストラテジスト ディエゴ・コルマン著

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。