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カナダドル見通し:バック・トゥー・ザ・ハイク?

カナダドル見通し:バック・トゥー・ザ・ハイク?

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

2023年4月13日9時51分更新。

BoC、カナダ中銀、利上げ再開、CAD ―トーキングポイント

  • 政策金利据え置き据え置きも利上げ再開を示唆
  • カナダ経済の状況は利上げを正当化
  • 利下げ織り込み剥落に伴いカナダドル高へ
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利上げモードに逆戻り?

カナダ中銀は金融政策決定会合にて政策金利据え置きを決定した。今後の金融政策については、早期の利下げ観測を否定、必要なら再利上げを実施する可能性が示された。カナダ中銀は主要中銀の中でいち早く利上げ停止に舵を切ったものの、堅調な雇用情勢等を背景にインフレが下げ渋る可能性を考慮し、利上げ再開の可能性に扉を開いたと見られる。今回の金融政策決定会合及び昨日の米国インフレ率の結果を受け、カナダドルは米ドルに対して上昇したが、反応は限定的なものに留まっている。また、金融市場での利下げ織り込みは小幅に剥落したものの、年末までに1回の利下げが実施される予想は金融政策決定会合前後で変化はない。

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資料:BloombergのOIS市場のデータよりDailyFX.comが作成

カナダドル見通し:戦いの火ぶたが切られた~カナダ中銀の陣」の通り、カナダの雇用市場は堅調さを示しており、OPECプラスの追加減産による原油価格上昇は産油国であるカナダ景気・インフレの上昇圧力であろう。昨日の金融政策決定会合でも今年の成長率見通しを従来の1.0%から1.4%に上方修正している。また、カナダ中銀は金融政策を決める上で住宅価格の加熱状況を重視している。住宅価格の下落が鈍化しつつあり、再び住宅市場の過熱感が懸念される場合、利上げ等の金融引き締めが必要になることも予想される。加えて、直近のカナダ銀行が実施した調査では、消費者のインフレ期待が高止まりしていることを示しており、一段の金融引き締めの必要性を示唆している。金融市場では依然として年末までの利下げが予想されているが、利下げ織り込みが一段と剥落し、カナダドル高要因となる可能性がある。

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資料:カナダ銀行、Trading EconomicsよりDailyFX.comが作成

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資料:カナダ中銀よりDailyFX.comが作成

米ドル/カナダドルと米加2年債利回り格差の週足チャート

Graphical user interface  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

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--- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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