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予想通りの0.25%利上げで豪ドルは反応薄。豪ドル/米ドルの行方は?

予想通りの0.25%利上げで豪ドルは反応薄。豪ドル/米ドルの行方は?

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豪ドル、豪ドル/米ドル、豪中銀、豪CPI、ASX 200、FRB - トーキングポイント

  • 豪中銀は政策金利を3会合連続で0.25%引き上げ、3.10%となった
  • 豪ドル/米ドルは、これを受け、わずかに上昇したが、引き続き上値の重い展開
  • 豪中銀は、インフレは上昇していると見ているが、一時的なものだと考えている
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オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、2.85%から3.10%とした。予想通りの結果となったが、豪ドルは結果的に上昇に転じた。

これで5月以降の金融引き締め幅は300bpとなった。今回の理事会に先立ち、先物市場で織り込まれていたのは16bpで、25bpの利上げまでは予想しきれていない状態だった。ブルームバーグのエコノミスト調査では、25bpの引き上げを予想する回答者が大半を占めていた。

市場では、15bpの引き上げで現物金利をちょうど3.00%にする可能性があると予想する見方もあった。豪中銀はこれまで、金利が切りのいい丸い数字になることを懸念していないと示唆していた。

きょうの豪中銀による政策金利の決定を受けたオーストラリア国内への影響は、豪インフレ指標がまちまちの内容だったため、やや複雑である。

先週、オーストラリア統計局(ABS)は初めて豪消費者物価指数(CPI)の月次値を発表した。四半期ごとに発表されるCPIの間に2回発表される予定のこれらの月次数値は、四半期ごとの加重バスケットの62-73%をカバーする。

物価目標を2-3%とする豪中銀にとってのCPIの公式数値はこれまで通り、四半期ごとの数値である。10月のCPIは前年同月比6.9%増と、予想(同7.6%増)を大きく下回る結果となった。

これは、物価上昇圧力が加速した四半期ベースの数値とは対照的である。2022年7-9月期のインフレ率の伸びは前年同期比7.3%と、予想(7.0%)、前期(6.1%)をともに上回った。

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きょう公表された豪中銀の金融政策報告(MPS)で興味深かったのは、月次の豪CPIが引き合いに出され、高すぎると指摘されたことである。

豪中銀は、インフレ率は年末に向かって8%のピークに達すると予想する、従来の見解を維持した。また、現在の高いインフレ率は一時的なものであるという、やや楽観的な見方も改めて表明した。

きょうの金融政策決定後は、来年2月まで豪中銀による理事会開催はないため、0.25%とした豪中銀の今回の決定は、約2カ月の空白期間があることが影響した可能性がある。

政策金利発表の3時間前にABSが発表した2022年7-9月期の豪経常収支は、2019年1-3月期以来となる23億豪ドルの赤字となった。

健全な貿易黒字は記録的な所得赤字によって相殺された。所得赤字の主な原因は鉱山会社からオフショア企業へ支払われた配当金である。

オーストラリアドルはここ最近、国際情勢に左右されてきた。先週はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言に反応し、豪ドルは上昇した。

しかしその後、FRBが利上げに本腰を入れるとの見方から、多くの資産クラスで形勢が逆転し、その過程で豪ドル/米ドルも下落した。

今後は、12月14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)会合が、豪ドル/米ドルの相場を動かす重要な材料となる可能性がある。しばらくの間、FRB高官の発言がいくつかの市場を左右する変動要因として注目されるかもしれない。

豪ドル/米ドル チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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