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豪ドル見通し:安値圏で低迷、豪中銀は3会合連続の据え置き

豪ドル見通し:安値圏で低迷、豪中銀は3会合連続の据え置き

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※2023年9月5日18時01分更新

豪ドル、豪ドル/米ドル、豪ASX S&P 200、豪中銀、ロウ総裁 、ブロック次期総裁、中国 - トーキングポイント

  • 豪中銀が政策金利を4.10%に据え置いた後、豪ドルは上値の重い展開
  • 豪中銀のフィリップ・ロウ総裁は、市場予想とエコノミスト予測に沿った決定で最後を締めくくった
  • 新RBA総裁にいばらの道が待ち構える。インフレが再燃すれば、豪中銀は再び引き締めに動くか?
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オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は5日、金利市場やエコノミストの大方の予想通り、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.10%に据え置いた。利上げ見送りは3会合連続となる。

5日アジア時間の外国為替市場でオーストラリアドルは、株式相場が軟調に推移する中、若干のリスク回避のセンチメントを背景に、RBAの金利決定に向けてもみ合いとなっていた。

豪ASX S&P 200種株価指数は、寄り付きから小幅下落したが、後場は落ち着きを取り戻し、結局RBAの金融政策発表前とほぼ変わらずで取引を終えた。

声明でフィリップ・ロウRBA総裁は、サービス部門のインフレ上昇懸念のほか、金融引き締め効果の反映時期に関する不透明感や個人消費、不動産セクターの問題を考慮した中国経済見通しの不確実性など、注目すべきリスクに言及した。

声明はまた、「インフレ率が合理的な期間内に目標に戻ることを確実にするためには、金融政策のさらなる引き締めが必要になる可能性があるが、それは引き続き、経済指標とリスクの動向次第である」と指摘した。

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きょう発表された金融政策はロウ総裁の総裁としての最後の決定となり、2週間後にはミシェル・ブロック現副総裁が新総裁に就任する。

ブロック氏は1985年にRBAに入行し、2022年4月から副総裁を務めている。同氏は一流のエコノミストとして定評がある。

金融政策の舵を取るにあたって、厳しい状況下での総裁交代となるが、ブロック氏が適任との見方が主流だ。同氏の最近の発言は、前任者のロウ総裁と同様のアプローチとなることを示唆している。

きょうの金融政策決定に向けて、豪ドル/米ドルは下値を切り下げる展開となった。米国は昨日が祝日だったにもかかわらず、米ドルが全面高となったことが要因の一つだ。

恐らく豪ドルにとって、きょう発表の豪経常収支が予想を下回ったことも弱材料となったのだろう。しかし、よく見ると、予想を下回ったのは、前月値が上方修正されたことが影響しているためで、きょうの結果は中立と捉えることもできる。

さらに、豪国内総生産(GDP)に占める純輸出は2023年4-6月期(第2四半期)を通じて堅調だった。これは、7日に発表される豪貿易黒字が再び拡大することを予感させる。

きょう発表されたオーストラリアの経済指標

資料:DailyFX

きょうのアジア市場では、財新/S&Pグローバルが5日発表した8月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、中国経済を活性化させようとする中国政府の試みが引き続き難航していることが明らかになった。RBAの懸念がさらに浮き彫りになった格好だ。

8月のPMIは51.8と、予想(53.5)、前月(54.1)ともに下回った。PMI総合指数は前月の51.9に対し51.7だった。

6日に発表される2023年4-6月期(第2四半期)の豪GDPは、前期比で0.3%増と、前期(0.2%増)を上回る伸びと予想されている。

金融引き締め効果が反映されているとの見方から、7月のGDPは年率で1.8%増と、前月(2.3%増)を大きく下回ると見られている。

経済指標カレンダー全体はこちらで確認できます。

豪ドル/米ドル 1分足チャート:豪中銀の利上げ見送りを受けた値動き

リアルタイム価格はこちらでご覧いただけます。

資料:TradingView

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--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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