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豪CPIを背景に豪ドル上昇。豪ドル/米ドルの行方は?

豪CPIを背景に豪ドル上昇。豪ドル/米ドルの行方は?

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豪ドル、豪ドル/米ドル、米ドル、豪中銀、豪CPI、NZ中銀、豪ドル/NZドル - トーキングポイント

  • 豪四半期CPIが予想を上回ったことを受け、豪ドルは上昇
  • 豪CPIは総合指数、コア指数ともに予想を上回った
  • 豪中銀には頭を悩ませる問題となるかもしれない。豪ドル/米ドルは上昇継続か?
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オーストラリア連邦統計局が25日朝に発表した2022年10-12月期の消費者物価指数(CPI)総合指数は前年同期比7.8%上昇と、予想(同7.6%上昇)、前期(同7.3%上昇)を共に上回り、これを受け、豪ドルは5カ月ぶりの高値まで上昇した。

豪CPI総合指数の前期比での伸び率も1.9%と、予想(1.6%)と前期(1.8%)を共に上回った。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)が重視しているCPIの中銀トリム平均値(コアインフレ率に相当)は前年同期比6.9%上昇となり、これも予想(6.5%上昇)、前期(6.1%上昇)を共に上回った。

中銀トリム平均値の前期比での伸び率も1.7%と、予想(1.5%)を上回ったが、前期は1.9%に上方修正された。

金利先物市場では、2月7日の金融政策決定会合で豪中銀が25ベーシスポイント(bp)の引き上げを実施する確率が上がった。利上げはないと見るアナリストもいたが、インフレ加速で利上げ実施を見込む声が増えた。今週後半には、豪生産者物価指数(PPI)も発表される。

豪ドル/米ドルは、物価上昇圧力が高まっていることを背景に、短期的なサポートが示現するかもしれない。豪中銀は以前、豪CPIは今年後半に8%に達し、来年にかけて鈍化していくとの見解を示していた。

きょう発表されたCPI数値はその予想に迫るもので、高インフレが定着すれば、豪中銀は厄介な状況に陥るかもしれない。オーストラリアの現地報道では、いわゆる「崖っぷちの住宅ローン」が話題になっている。

これは、キャッシュレートが0.10%だった2年程前に固定金利ローンを組んだ借り手について言及している。その借り手の多くが今年後半にロールオーバー(借り換え)を迎える。現在のキャッシュレートは3.10%で、家計のバランスシートを圧迫しかねず、さらなる金利引き上げは家計にさらなる負担を強いる恐れがある。

25日朝発表されたニュージーランドの2022年10-12月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比7.2%上昇と、前期と同じだったが、予想(同7.1%上昇)を上回り、堅調な結果となった。同様に、前期比での伸び率は1.4%と、予想(1.3%)を上回ったが、前期の2.2%からは減速した。

オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場は、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が2月22日の会合で50bpの利上げを実施すると織り込んでいる。

ニュージーランドドル/米ドルは当初、この発表を受けて上昇したが、その後は結局、発表前の水準まで下落した。一方、豪ドル/米ドルは先月、12カ月ぶりの安値となる1.0468まで下落した後、現在は1.0850を上回る水準に回復している。

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豪ドル/米ドルのテクニカル分析

豪ドル/米ドルはきょう25日、5カ月ぶりの高値0.7085を付け、引き続き、上昇トレンドチャネルにとどまっている。

日足チャートで価格は短期、中期、長期の単純移動平均線(SMA)をすべて上回っている。

10日、21日、55日、100日SMAは右肩上がり(正の傾き)だが、200日および260日のSMAはまだ正の傾きにはなっていない。この状態は、短中期のモメンタムは強気だが、長期のモメンタムはまだ完全に強気とは言えないことを示唆している。

サポートは、直近の安値0.6872と0.6860、あるいはさらに下方にある上昇トレンドライン(現在、55日SMAが位置する0.6788)となるかもしれない。

上昇局面におけるレジスタンスは、直近の高値0.7137と0.7283になる可能性がある。

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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