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ドル相場:米CPI次第では底堅さ維持か、対ユーロ・英ポンド・円での見通しとは?

ドル相場:米CPI次第では底堅さ維持か、対ユーロ・英ポンド・円での見通しとは?

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このページの内容

※2023年4月10日14時48分更新

ドル相場:対ユーロ・英ポンド・円での見通し

  • ドル相場は、米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、やや底堅い基調を維持する可能性がある
  • ドルは幅広い通貨に対して下降トレンドとなっているが、直近では相対的な金融政策見通しや景気動向からの手掛かりは限られている
  • ユーロ英ポンド・円での注目すべきドルの水準とは?
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推薦者: Manish Jaradi
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ドル相場は、ユーロ、ポンド、円に対して下降トレンドが続いている。しかし、先週金曜に発表された米雇用統計が堅調な内容だったこともあり、12日に重要な米インフレ指標の発表を控える中、ドル相場はやや底堅い基調を維持する可能性がある。

先週金曜に発表された米雇用統計は、米労働市場のひっ迫を示唆したため、来月に米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げを実施する可能性は引き続き、残された。3月の非農業部門雇用者数(NFP)は23万6,000人増加し、予想(約23万9,000人増)をわずかに下回ったが、失業率は2月の3.6%から3.5%に低下し、労働市場の改善が示された。米国のマクロ経済指標は3月末から予想を下回る内容が続いており、エコノミックサプライズ指数は急低下している。

ユーロ/ドル 日足チャート

資料:TradingView

それでも、米CMEグループによるフェドウォッチによると、金利市場は5月にFRBが25ベーシスポイントの利上げを実施する確率を65%と織り込んでおり、前週の48%から上昇している。市場の関心は、米雇用統計の次は米消費者物価指数(CPI)へと移っている。3月の米CPI総合指数は前年同月比5.6%上昇と、伸び率は2月(5.5%上昇)を上回ると予想される一方、コア指数は前月比0.4%上昇と、前月(0.5%上昇)からやや低下すると見られている。

ユーロ/ドル 240分足チャート

資料:TradingView

マクロ経済の動向は3月末以降、どこも似たり寄ったりである。すなわち、ユーロ圏、英国、日本を含む他の地域でも経済指標は概して予想を上回るような堅調な内容はあまり見受けられないのである。しかし、物価の基調的な変化を把握するために変動の大きな品目を除いた物価指数であるコアインフレ率は引き続き高止まりしており、中央銀行が利上げを一時停止する可能性を制限している。

英ポンド/ドル 日足チャート

資料:TradingView

ユーロ:1.10に手強いレジスタンス

トレンド/モメンタム指標に基づき色分けされたローソク足チャートが示唆するように、ユーロ/ドルは日足チャートでは上昇トレンドを維持している。しかし、2月の高値1.1035は、少なくとも米CPI発表まではブレイクが難しい壁として立ちはだかっている。米インフレ指標が軟調な内容となれば、1.10を上回るためのハードルは下がる可能性がある。下降局面では、240分足チャート上の89期間移動平均線を含む1.0785-1.0875付近が強力なサポートとなっている。1.0785は4月3日の安値でもある。ユーロ/ドルは、このサポートエリアを下方ブレイクすると、短期的に上昇の勢いが弱まりそうだ。

英ポンド/ドル 240分足チャート

資料:TradingView

英ポンド:厳しい壁が重し

英ポンド/ドルは、昨年12月の高値1.2450が引き続き、手強いレジスタンスとして重しとなっている。とはいえ、先月からのやや右肩上がりのチャネルが示唆するように、短期的な上昇トレンドは継続している。主要なサポートは、チャネルの下端、240分足チャート上の89期間移動平均線、4月3日の安値1.2275を含む1.2275-1.2385付近である。このサポートが機能しているうちは、上昇の勢いが鈍化することはなさそうだ。上昇局面では、先日の記事で述べたように、1.2450を上方ブレイクした場合、英ポンド/ドルは意味のある上昇軌道をたどる可能性がある。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView

ドル/円:底値が定まりつつある?

トレンド/モメンタム指標に基づき色分けされたローソク足チャートが示唆するように、ドル/円は依然として下降トレンドが継続している。しかし、直近では、89週移動平均線と週足チャート上の一目均衡表の下端を含む129-130付近がサポートになりつつあるように見える。一方、上昇局面では、4月3日の高値133.75に位置する目先のレジスタンスを突破すれば、当面の下押し圧力が弱まったことが確認でき、129-138の幅広いレンジで推移する確率が高まる。

ドル/円 週足チャート

資料:TradingView

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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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